[クロスビート取材こぼれ話] スーパー・ファーリー・アニマルズ

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アルバムの制作過程をネットで公開して話題になった野心作『ダーク・デイズ/ライト・イヤーズ』を引っ提げ、スーパー・ファーリー・アニマルズが日本へ帰還。フロントマン=グリフ・リースとのインタビューはリハーサル直前の30分間、楽屋で行なわれた。

今回のテーマはグリフの大好物、サイケ・ポップ。ザ・ビートルズやヴェルヴェット・アンダーグラウンドを知った際のエピソードや、リアルタイムで触れたジーザス&メリー・チェインの衝撃、アニマル・コレクティヴを始めとする現代のサイケ勢への思いなど、時間いっぱいまでたっぷり語ってくれた。

普段はウェールズ語で思考しているグリフゆえ、英語で質問してから回答が出てくるまで微妙に時間差が。クリエイション・レーベルからのデビュー・シングル「ホームタウン・ユニコーン」の歌詞について訊くと「あの曲は…バイパスを走っていて、見たこともない景色が…それで家が遠く思えて…うーん…」と、そのまま迷宮入りしてしまう。しかし、頭の中にあるイメージを正確に言語で伝えようと、ギリギリまで粘って熟考してくれる誠実な人なのだ。

お気に入りのサイケ・アルバムを5枚挙げてもらった際も、最後の1枚が決まらずドツボに。「そろそろリハが始まるので4枚でOKですから」と言ってるのに、「いいんだ、絶対もう1枚決めさせてくれ」とウンウン唸ってひねり出してくれた(チョイスも超マニアック)。アーティスト名のスペルがわかるように、わざわざ手書きのメモまでくれる気配りに感動。筋金入りのナイスガイ。

そんなグリフがササッと描き上げてくれた自画像入りサイン色紙を、クロスビート2月号のプレゼント・コーナーにて出品中。彼が影響されたスペースメン3のソニック・ブーム先生も登場するサイケ特集(ヒストリー&名盤ガイド付き)と合わせて、大至急チェックを。グリフの選盤、コメントもメチャ面白いです。

◆クロスビート最新号(オフィシャルサイト)
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