藤井フミヤ、映画のようなツアーがスタート
◆<Fumiya Fujii Concert Tour 2009 “F’s CINEMA”>市川市文化会館~画像~
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これまでもツアーごとにユニークな演出テーマを設定し、ファンを惹きつけてきたフミヤ2009年のツアーは、9月30日にリリースされた最新アルバム『F's シネマ』と同様、“CINEMA”(=映画)をキーワードとして構築、アルバム制作時から思い描いていた「レトロ感のあるフィルム映像と楽曲とのコラボレーション」というイメージを形にすべく、フミヤ自ら企画・主演した初のショートフィルムをツアー上映のためにオリジナルで撮りおろす、という新しい試みに挑戦している。
このショートフィルムは、ステージ後方の巨大なスクリーンにて曲間に断片的に上映され、ライヴとリンクしながら進行していく構成をとっている。フミヤ演じる主人公「FF」の元に、突如転がり込んできた見知らぬ幼い少女、このふたりの奇妙な関係を軸に展開していくショートストーリー。
『F's シネマ』のCDジャケットともリンクしたシーンやロケーションが多々登場するのも見どころのひとつ。
フミヤが冒頭のMCで「今日は映画を見たような、ライヴを見たような、そういう感覚のライヴをやりたいと思います」と語ったように、まるで映画館の中で同作品のサウンドトラックの生演奏を聴いているようなユニークな演出で、会場を埋め尽くした2000人の観衆を大いに魅了した。
フミヤがメインキャストを演じるのは『天使が消えた街』(2000年4月~6月/ 日本テレビ系列にてオンエア)以来9年ぶりのこと。このショートフィルム完全版(本編約35分+メイキング)は、DVDパンフレットとして全国のツアー会場限定で販売され、ストーリーの全貌をひとつの映像作品として楽しむこともできる仕掛けになっている。
公演では最新アルバム『F's シネマ』の楽曲を中心に、「TRUE LOVE」などおなじみの楽曲も織り交ぜ、全22曲を演奏。2時間を超える見ごたえのあるステージとなった。
2006年リリースのアルバム『WITH THE RAWGUNS』をきっかけに結成されたスーパーバンド、RAWGUNS(佐橋佳幸(G)、屋敷豪太(Ds)、有賀啓雄(B)、斎藤有太(Key))がツアーでは2年半ぶりに復活、鉄壁のアンサンブルが振れ幅の大きな作品群をしっかりとまとめ、フミヤの伸びのあるボーカルを引き立たせている。
<Fumiya Fujii Concert Tour 2009 “F's CINEMA”>は、この日の市川市文化会館を皮切りに、12月30日の日本武道館まで、全国15ヶ所18公演を回り、計約45000人を動員予定。
◆藤井フミヤオフィシャル・サイト
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