マンソン、ラクリマ、土屋アンナら出演の<V-ROCK FESTIVA '09>2日で3万人動員
◆<V-ROCK FESTIVAL‘09>~画像~
欧米やアジアでも一大ムーブメントとなっている日本のヴィジュアル系シーンだが、これほど多くのアーティストが一堂に介するイベントは世界初。今年が初の開催ながら、出演アーティストは総勢50組以上という他に類を見ない規模で行なわれた。
多くのアーティストがリスペクトするマリリン・マンソンをはじめ、the GazettE、メリー、Versailles、彩冷える、D、Alice Nineなどネオ・ヴィジュアル・シーンを代表するバンドたち、そして土屋アンナ、THE ALFEEの高見沢俊彦、西川貴教率いるabingdon boys schoolやALI PROJECTといったヴィジュアル系以外のアーティストも幅広く出演。
1日目には、2006年に解散し、このライヴで再結成を果たしたLa'cryma Christiが出演。2005年に脱退したKOJI(G)を加え、約4年半ぶりとなるメンバー5人揃ってのステージを繰り広げた。さらに2010年1月にはツアーを行なうことも発表されるという嬉しいサプライズもあった。
1日目のトリを飾ったマリリン・ マンソンは、「ROCK IS DEAD」や「THE BEAUTIFUL PEOPLE」などお馴染みの楽曲から、5月に発売されたアルバム『THE HIGH AND OF LOW』の収録曲も披露。先だって行なわれたジャパン・ツアーに引けを取らない内容と、その圧倒的なステージパフォーマンスで観客をノックアウトした。
2日目のステージに花を添えたのは、土屋アンナ。胸元と背中が大きく開いたセクシーな衣装を身にまとい、シングル曲「Brave vibration」など計6曲を熱唱。現在妊娠5ヵ月ということを全く感じさせないパワフルなステージングで観客達を魅了したが、「Sweet Rishi Boy」の「Oh,babe・・・babe・・・babe・・・」と歌う部分では少しおなかを守るような仕草も見られるなど、やはり“2人”で歌っている心強さを感じているようだった。
2日間に渡ったフェスのトリを務めたのは、The GazettE。ステージ上に彼らが姿を見せると、会場のテンションは最高潮に。観客たちは最後まで踊り、首を振り、歌い、the GazettEの世界に酔いしれていた。
フェス当日の会場では、外国人の観客の姿が数多く見られたほか、世界各国のメディアからの取材や商談も殺到。このフェスのみならず、日本のヴィジュアル系シーンが日本を代表するひとつの“文化”として、海外からも大きく注目されていることを証明したといえるだろう。
(C) V-ROCK FESTIVAL '09
◆V-ROCK FESTIVAL‘09 オフィシャルサイト
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