ARTURIA「MOOG MODULAR V2.5」「CS-80V2」は、機能強化と、より安定した動作を追及
フックアップはARTURIA社のソフトシンセ新バージョン2製品、「MOOG MODULAR V2.5」と「CS-80 V2」を10月23日より発売開始する。実在モデルを忠実に再現したサウンドで好評のソフトウェアシンセサイザーの新バージョンとなる。また、引き続き他のモデルについても新バージョンの年内発売を予定している。
ARTURIAは実在するシンセサイザーを忠実に再現したソフトウェアシンセサイザーの開発で知られるメーカー。TAE(True Analog Emulation:トゥルーアナログエミュレーション)と呼ばれるアナログ機器をデジタルで再現するための技術により、ソフトウェア上において、ハードウェアの持つ特性を忠実に再現。アナログシンセが持つ波形のゆらぎや、アナログフィルターの忠実な再現を実現する。そして、この技術を基にMOOGやARP、Prophet、Rolandなど、ビンテージシンセサイザーを再現したソフトウェア音源を多数発売している。
8月に発売された、多数のモデルをバンドルした「V-COLLECTION」の登場も記憶に新しいところだ。今回発表されたのは、「V-COLLECTION」にも収録されていたMOOG MODULAR V、CS-80Vの新バージョンとなる。
◆V-COLLECTION
「MOOG MODULAR V」は、ARTURIA社がビンテージシンセのエミュレーションをした、記念すべき第一弾製品。Model 55を忠実に再現、その実力はモーグ博士も公認というお墨付きだ。新バージョンの名称は「MOOG MODULAR V2.5」となる。
一方の「CS-80V」は「究極のポリフォニックシンセサイザー」と呼ばれたヤマハ社のCS-80をパラメーターの一つ一つまで忠実に再現したソフトウェア。新バージョンとなる「CS-80 V2」では、MINI MOOG V2でも好評のユニークなプリセットナビゲーションシステム、Sound-mapを搭載する。
今回のバージョンアップでは多くのバグ修正はもちろんのこと、より安定した動作を追及。これによりMac OSX環境でCPU負荷が軽減されたほか、Audio Unitプラグインとしての動作が(とくにDigital Performerで)より良くなっているという。トッププロフェッショナルによる、プリセットの追加も注目だ。
MIDI機能も強化され、オートメーションにNRPNメッセージの使用が可能になったり、RPNメッセージである「ピッチベンドレンジ」も対応。サウンドメイキングがしやすくなっている。
両製品ともコピープロテクトには、旧Syncrosoft名で知られる、soft-eLicenserを採用。よってUSBドングルタイプのプロテクションは不要だが、使用するコンピューターにインターネット接続環境が必須となる。
旧バージョンのユーザーには無償ダウンロードでアップグレードが提供されるのはうれしいニュースだ。その際には、ARTURIA社のWebサイトにユーザー登録(アカウント作成)されている必要がある。
各製品のおもな製品概要とおもな機能は以下のとおり。
●MOOG MODULAR V2.5
ロバート・モーグ博士とのパートナーシップを結ぶことになった、記念すべきソフトウェアシンセ。9基のオシレーター、2基のLFO、3基のフィルター、1基のノイズジェネレーター、6基のエンベロープ、2基のVCAを装備。通称「たんす」と呼ばれたモジュラーシンセModel 55を回路レベルで忠実に再現している。
・オリジナルのMOOG MODULARシンセサイザーのすべてのパラメーターを搭載
・モジュレーション入力を持つ16基のAUX VCA
・24ステップシーケンサー
・14バンドのフィルターバンク
・600種類を超えるプリッセットサウンド(新たなプリセットも追加)
・モノ/ポリフォニック切り替え(最大32ボイス)
・1基のステレオディレイ
・1基のコーラス
・伝説のMOOG 24dBローパスフィルターの超高精度な再現
・32ビット浮動小数点演算による精度
・最大96kHzのサンプリングレイト
・最高品位のサウンドを得られるTAEエンジン採用
●CS-80 V2
当時「究極のポリフォニックシンセサイザー」と呼ばれたヤマハ社のCS-80を忠実に再現。すべてのパラメーターも再現。ソフトウェアシンセならではの機能、たとえばモジュレーションマトリクスやマルチモードなどが追加されている。
・オリジナルのYAMAHA CS-80シンセサイザーのすべてのパラメーターを搭載
・ディレイエフェクト(新機能)
・各ボイス(8音ポリ)に異なるサウンドをアサイン可能(新機能)
・12ソース×38デスティネーションモジュレーションマトリックス(新機能)
・新発想のプリセットナビゲーションシステム、"SoundMap" (新機能)
・600種類を超えるプリッセットサウンド(新たなプリセットも追加)
・ポリフォニックアフタータッチ
・アルペジエイター
・64ビット浮動小数点演算による精度
・最大96kHzのサンプリングレイト
・最高品位のサウンドを得られるTAEエンジン採用
ARTURIA製品の今後のリリース予定も注目だ。
年内にはほかのソフトシンセ製品の新バージョンのリリースが予定されている。スケジュールは以下のとおり。
≪2009年11月前半≫
ARP 2600V2(アープ社ARP 2600シンセサイザーを回路レベルで忠実に再現)
≪2009年11月後半≫
PROPHET V2(シーケンシャル・サーキット社のProphet-5とProphet-VSを忠実に再現)
BRASS 2(物理モデリング技術で管楽器をシミュレート)
≪2009年12月≫
JUPITER-8V2(日本の伝説的なポリシンセ、ローランド社のJupter-8を忠実に再現)
<MOOG MODULAR V2.5/CS-80 V2の最低動作環境>
●Windows環境
・Microsoft Windows XP/Vista/7
・2GHzプロセッサー
・512MB RAM
・インターネット接続環境
・動作フォーマット:スタンドアロン、VST、RTAS
※プラグインとして動作させるには、対応するホストアプリケーションが必要
●Macintosh環境
・Mac OSX 10.4以降(ユニバーサルバイナリー)
・2GHzプロセッサー
・512MB RAM
・インターネット接続環境
・動作フォーマット:スタンドアロン、Audio Units、VST、RTAS
※プラグインとして動作させるには、対応するホストアプリケーションが必要
◆MOOG MODULAR V2.5(モーグモジュラーブイツーポイントファイブ)
価格:31,290円
発売日:2009年10月23日(金)
開発元:ARTURIA社(アートリア社:フランス)
◆CS-80 V2(シーエス80ブイツー)
価格:31,290円
発売日:2009年10月23日(金)
開発元:ARTURIA社(アートリア社:フランス)
◆フックアップ
◆BARKS 楽器チャンネル
ARTURIAは実在するシンセサイザーを忠実に再現したソフトウェアシンセサイザーの開発で知られるメーカー。TAE(True Analog Emulation:トゥルーアナログエミュレーション)と呼ばれるアナログ機器をデジタルで再現するための技術により、ソフトウェア上において、ハードウェアの持つ特性を忠実に再現。アナログシンセが持つ波形のゆらぎや、アナログフィルターの忠実な再現を実現する。そして、この技術を基にMOOGやARP、Prophet、Rolandなど、ビンテージシンセサイザーを再現したソフトウェア音源を多数発売している。
8月に発売された、多数のモデルをバンドルした「V-COLLECTION」の登場も記憶に新しいところだ。今回発表されたのは、「V-COLLECTION」にも収録されていたMOOG MODULAR V、CS-80Vの新バージョンとなる。
◆V-COLLECTION
「MOOG MODULAR V」は、ARTURIA社がビンテージシンセのエミュレーションをした、記念すべき第一弾製品。Model 55を忠実に再現、その実力はモーグ博士も公認というお墨付きだ。新バージョンの名称は「MOOG MODULAR V2.5」となる。
一方の「CS-80V」は「究極のポリフォニックシンセサイザー」と呼ばれたヤマハ社のCS-80をパラメーターの一つ一つまで忠実に再現したソフトウェア。新バージョンとなる「CS-80 V2」では、MINI MOOG V2でも好評のユニークなプリセットナビゲーションシステム、Sound-mapを搭載する。
今回のバージョンアップでは多くのバグ修正はもちろんのこと、より安定した動作を追及。これによりMac OSX環境でCPU負荷が軽減されたほか、Audio Unitプラグインとしての動作が(とくにDigital Performerで)より良くなっているという。トッププロフェッショナルによる、プリセットの追加も注目だ。
MIDI機能も強化され、オートメーションにNRPNメッセージの使用が可能になったり、RPNメッセージである「ピッチベンドレンジ」も対応。サウンドメイキングがしやすくなっている。
両製品ともコピープロテクトには、旧Syncrosoft名で知られる、soft-eLicenserを採用。よってUSBドングルタイプのプロテクションは不要だが、使用するコンピューターにインターネット接続環境が必須となる。
旧バージョンのユーザーには無償ダウンロードでアップグレードが提供されるのはうれしいニュースだ。その際には、ARTURIA社のWebサイトにユーザー登録(アカウント作成)されている必要がある。
各製品のおもな製品概要とおもな機能は以下のとおり。
●MOOG MODULAR V2.5
ロバート・モーグ博士とのパートナーシップを結ぶことになった、記念すべきソフトウェアシンセ。9基のオシレーター、2基のLFO、3基のフィルター、1基のノイズジェネレーター、6基のエンベロープ、2基のVCAを装備。通称「たんす」と呼ばれたモジュラーシンセModel 55を回路レベルで忠実に再現している。
・オリジナルのMOOG MODULARシンセサイザーのすべてのパラメーターを搭載
・モジュレーション入力を持つ16基のAUX VCA
・24ステップシーケンサー
・14バンドのフィルターバンク
・600種類を超えるプリッセットサウンド(新たなプリセットも追加)
・モノ/ポリフォニック切り替え(最大32ボイス)
・1基のステレオディレイ
・1基のコーラス
・伝説のMOOG 24dBローパスフィルターの超高精度な再現
・32ビット浮動小数点演算による精度
・最大96kHzのサンプリングレイト
・最高品位のサウンドを得られるTAEエンジン採用
●CS-80 V2
当時「究極のポリフォニックシンセサイザー」と呼ばれたヤマハ社のCS-80を忠実に再現。すべてのパラメーターも再現。ソフトウェアシンセならではの機能、たとえばモジュレーションマトリクスやマルチモードなどが追加されている。
・オリジナルのYAMAHA CS-80シンセサイザーのすべてのパラメーターを搭載
・ディレイエフェクト(新機能)
・各ボイス(8音ポリ)に異なるサウンドをアサイン可能(新機能)
・12ソース×38デスティネーションモジュレーションマトリックス(新機能)
・新発想のプリセットナビゲーションシステム、"SoundMap" (新機能)
・600種類を超えるプリッセットサウンド(新たなプリセットも追加)
・ポリフォニックアフタータッチ
・アルペジエイター
・64ビット浮動小数点演算による精度
・最大96kHzのサンプリングレイト
・最高品位のサウンドを得られるTAEエンジン採用
ARTURIA製品の今後のリリース予定も注目だ。
年内にはほかのソフトシンセ製品の新バージョンのリリースが予定されている。スケジュールは以下のとおり。
≪2009年11月前半≫
ARP 2600V2(アープ社ARP 2600シンセサイザーを回路レベルで忠実に再現)
≪2009年11月後半≫
PROPHET V2(シーケンシャル・サーキット社のProphet-5とProphet-VSを忠実に再現)
BRASS 2(物理モデリング技術で管楽器をシミュレート)
≪2009年12月≫
JUPITER-8V2(日本の伝説的なポリシンセ、ローランド社のJupter-8を忠実に再現)
<MOOG MODULAR V2.5/CS-80 V2の最低動作環境>
●Windows環境
・Microsoft Windows XP/Vista/7
・2GHzプロセッサー
・512MB RAM
・インターネット接続環境
・動作フォーマット:スタンドアロン、VST、RTAS
※プラグインとして動作させるには、対応するホストアプリケーションが必要
●Macintosh環境
・Mac OSX 10.4以降(ユニバーサルバイナリー)
・2GHzプロセッサー
・512MB RAM
・インターネット接続環境
・動作フォーマット:スタンドアロン、Audio Units、VST、RTAS
※プラグインとして動作させるには、対応するホストアプリケーションが必要
◆MOOG MODULAR V2.5(モーグモジュラーブイツーポイントファイブ)
価格:31,290円
発売日:2009年10月23日(金)
開発元:ARTURIA社(アートリア社:フランス)
◆CS-80 V2(シーエス80ブイツー)
価格:31,290円
発売日:2009年10月23日(金)
開発元:ARTURIA社(アートリア社:フランス)
◆フックアップ
◆BARKS 楽器チャンネル
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