ムックとギルガメッシュ、スウェーデンのフェスに日本人として初出演
スウェーデンのイエテボリにて6月27日(現地時間)に開催されたHR/HMの大型フェス<Metaltown 2009>に、ムックとギルガメッシュが出演。2009年で6回目の開催となるこのイベントには、Marilyn MansonやSlipknotなど、ビッグ・ネームも参加しており、日本からの参加は、2009年のムックとギルガメッシュが初となる。
その<Metaltown 2009>レポートが到着したのでお届けする。
◆ ◆ ◆
灼熱の太陽のもと、スウェーデン第二の都市イエテボリで開催された<Metaltown Festival>。
同フェスティヴァルに日本のバンドとして初登場となったギルガメッシュの出演は、日差しがまだまだ強力に照りつける夕刻6時30分。約2500人の観衆を収容するテント・ステージには、開演前からバンドを待つファンですでにごったがえしていた。
6時半定刻にメンバーがステージに登場すると、大歓声のなか即座にイントロがスタート。若干の機材トラブルでイントロからオープニング曲「Break Down」への入りこそ遅れてしまったものの、その後の勢いあるギルガメ節は、真夏の太陽と同様、いやそれ以上の熱さで観客を興奮に誘う。
最前列に陣取った若きスウェーデンのファンは、どの楽曲の歌詞をも間違うことなく歌い切り、左迅(Vo)の煽りにもより一層力が入る。ステージを所狭しと動き回る弐(G)と愁(B)のダイナミックなパフォーマンスにも、ステージから離れたところで遠巻きにみていた観客もぐいぐい引き込まれていた。
ギルガメッシュのライヴで印象的なのは、なんといっても楽しそうにシンガロングを続けるオーディエンスの笑顔。その笑顔の原動力となっているのはもちろん Яyo(Dr)のやんちゃなスマイルと、デジタル・サウンドに合わせて的確に刻まれる彼のドラミングだ。
45分にも満たない彼らのステージは、すでにバンドのアンセムと化した名曲「evolution」で幕を閉じた。
テント内で響く大喝采は、メイン・ステージにも届くほどの音量。汗だくでステージを去るメンバーたちの表情には、“まだまだやれる”との意気込みが感じられた。ショー終了後もアンコールを求め続けるオーディエンスに今日ギルガメッシュが残したもの、それは日本の若手バンドの底力だ、と言い切れるだろう。
ギルガメッシュがテント・ステージで日本の若手バンドとしての底力を見せた後、まさに同じステージで彼らの先輩格にあたるムックの登場となった。
開演予定時刻は夜8時30分。まだまだ太陽の日射しが肌に痛い。そして休息を取ることなくステージ前を占拠する数多くの熱狂的なファンたち…。ヨーロッパのその他の地域同様、ここスウェーデンでもギルガメッシュおよびムックの魅力にとり憑かれたファンがいかに多く存在しているかを実感する瞬間だ。
夜8時31分。開演時刻から1分遅れでムックがステージに登場。大音量で流されるイントロの中、妖艶な出で立ちでステージに現われたメンバーたちにオーディエンスが大歓声を浴びせる。
ファンからのエネルギーをぎゅっと溜め込みオープニング曲「Howling」が勢いよくスタート。ムック特有のメロディ・センスを残しつつ、これまでよりパワフルかつヘヴィに仕上がった最新作『球体』からの楽曲を中心としたセット・リストにファンは半狂乱状態だ。
6弦と7弦を交互に操りながら独特の音世界を構築するミヤのギターと、それを完璧に支えるYUKKE(B)とSATOち(Dr)の鉄壁のリズム隊。湿気に包まれたテント内の空気を切り刻むかのような鋭いヴォーカルを聞かせる逹瑯は、その歌唱力のみならず、まるでステージ上を浮遊するかのようなパフォーマンスでもオーディエンスを一気に引きつける。
YUKKEのウッド・ベースまで登場したこの日のムックのショーは、ギルガメッシュにも負けず劣らずの大歓声の中で終了。多様な音楽性を包み込みつつ、さらに進化し続けるムックの職人芸が冴え渡る見事な1時間だった。
◆ ◆ ◆
ムックは8月に、クリップ集『The Clips ~track of six nine~』、アルバム『カップリング・ベスト』『カップリング・ワースト』の3作を連続リリース。ギルガメッシュは、3枚連続シングル・リリースの第2弾「BORDER」を8月5日にリリースする。
【ムック リリース情報】
■DVD『The Clips ~track of six nine~』
2009年8月5日発売
UPBI-1025 ¥3,800(¥3619)
※メジャーデビュー後にリリースされたシングルのPVクリップを1枚に『完全収録』したDVD
■アルバム『カップリング・ベスト』
2009年8月12日発売
UPCI-1093 ¥3,000(\2,857)
※メジャーデビュー後にリリースされたシングルのカップリング楽曲を1枚に『完全収録』したアルバム
※未発表音源『Libra feat.Candle』も収録
■アルバム『カップリング・ワースト』
2009年8月19日発売
POCS-1028 ¥3,000(\2,857)
※インディーズ時代にリリースされたシングルのカップリング楽曲を1枚に『完全収録』したアルバム
※現在入手不可能なレア音源4曲収録
【ギルガメッシュ リリース情報】
シングル「BORDER」
2009年8月5日発売
【初回限定盤CD+DVD】¥2,100(tax in) XNDC-30028/B
CD: 01.BORDER 02.睡蓮
DVD収録内容:“CRAZY TOUR 09”IN USA &“CRAZY TOUR 09”IN EUROPE ドキュメント収録
【通常盤CD】¥1,050(tax in) XNDC-30029 CD: 01.BORDER 02.睡蓮
◆Metaltownオフィシャル・サイト
◆ムック オフィシャル・サイト
◆ギルガメッシュ オフィシャル・サイト
その<Metaltown 2009>レポートが到着したのでお届けする。
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灼熱の太陽のもと、スウェーデン第二の都市イエテボリで開催された<Metaltown Festival>。
6時半定刻にメンバーがステージに登場すると、大歓声のなか即座にイントロがスタート。若干の機材トラブルでイントロからオープニング曲「Break Down」への入りこそ遅れてしまったものの、その後の勢いあるギルガメ節は、真夏の太陽と同様、いやそれ以上の熱さで観客を興奮に誘う。
最前列に陣取った若きスウェーデンのファンは、どの楽曲の歌詞をも間違うことなく歌い切り、左迅(Vo)の煽りにもより一層力が入る。ステージを所狭しと動き回る弐(G)と愁(B)のダイナミックなパフォーマンスにも、ステージから離れたところで遠巻きにみていた観客もぐいぐい引き込まれていた。
ギルガメッシュのライヴで印象的なのは、なんといっても楽しそうにシンガロングを続けるオーディエンスの笑顔。その笑顔の原動力となっているのはもちろん Яyo(Dr)のやんちゃなスマイルと、デジタル・サウンドに合わせて的確に刻まれる彼のドラミングだ。
45分にも満たない彼らのステージは、すでにバンドのアンセムと化した名曲「evolution」で幕を閉じた。
テント内で響く大喝采は、メイン・ステージにも届くほどの音量。汗だくでステージを去るメンバーたちの表情には、“まだまだやれる”との意気込みが感じられた。ショー終了後もアンコールを求め続けるオーディエンスに今日ギルガメッシュが残したもの、それは日本の若手バンドの底力だ、と言い切れるだろう。
ギルガメッシュがテント・ステージで日本の若手バンドとしての底力を見せた後、まさに同じステージで彼らの先輩格にあたるムックの登場となった。
開演予定時刻は夜8時30分。まだまだ太陽の日射しが肌に痛い。そして休息を取ることなくステージ前を占拠する数多くの熱狂的なファンたち…。ヨーロッパのその他の地域同様、ここスウェーデンでもギルガメッシュおよびムックの魅力にとり憑かれたファンがいかに多く存在しているかを実感する瞬間だ。
夜8時31分。開演時刻から1分遅れでムックがステージに登場。大音量で流されるイントロの中、妖艶な出で立ちでステージに現われたメンバーたちにオーディエンスが大歓声を浴びせる。
ファンからのエネルギーをぎゅっと溜め込みオープニング曲「Howling」が勢いよくスタート。ムック特有のメロディ・センスを残しつつ、これまでよりパワフルかつヘヴィに仕上がった最新作『球体』からの楽曲を中心としたセット・リストにファンは半狂乱状態だ。
6弦と7弦を交互に操りながら独特の音世界を構築するミヤのギターと、それを完璧に支えるYUKKE(B)とSATOち(Dr)の鉄壁のリズム隊。湿気に包まれたテント内の空気を切り刻むかのような鋭いヴォーカルを聞かせる逹瑯は、その歌唱力のみならず、まるでステージ上を浮遊するかのようなパフォーマンスでもオーディエンスを一気に引きつける。
YUKKEのウッド・ベースまで登場したこの日のムックのショーは、ギルガメッシュにも負けず劣らずの大歓声の中で終了。多様な音楽性を包み込みつつ、さらに進化し続けるムックの職人芸が冴え渡る見事な1時間だった。
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ムックは8月に、クリップ集『The Clips ~track of six nine~』、アルバム『カップリング・ベスト』『カップリング・ワースト』の3作を連続リリース。ギルガメッシュは、3枚連続シングル・リリースの第2弾「BORDER」を8月5日にリリースする。
【ムック リリース情報】
■DVD『The Clips ~track of six nine~』
2009年8月5日発売
UPBI-1025 ¥3,800(¥3619)
※メジャーデビュー後にリリースされたシングルのPVクリップを1枚に『完全収録』したDVD
■アルバム『カップリング・ベスト』
2009年8月12日発売
UPCI-1093 ¥3,000(\2,857)
※メジャーデビュー後にリリースされたシングルのカップリング楽曲を1枚に『完全収録』したアルバム
※未発表音源『Libra feat.Candle』も収録
■アルバム『カップリング・ワースト』
2009年8月19日発売
POCS-1028 ¥3,000(\2,857)
※インディーズ時代にリリースされたシングルのカップリング楽曲を1枚に『完全収録』したアルバム
※現在入手不可能なレア音源4曲収録
【ギルガメッシュ リリース情報】
シングル「BORDER」
2009年8月5日発売
【初回限定盤CD+DVD】¥2,100(tax in) XNDC-30028/B
CD: 01.BORDER 02.睡蓮
DVD収録内容:“CRAZY TOUR 09”IN USA &“CRAZY TOUR 09”IN EUROPE ドキュメント収録
【通常盤CD】¥1,050(tax in) XNDC-30029 CD: 01.BORDER 02.睡蓮
◆Metaltownオフィシャル・サイト
◆ムック オフィシャル・サイト
◆ギルガメッシュ オフィシャル・サイト
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