カール・ウルフ、新作『ナイトライフ』を語る[後編]
◆インタヴュー前編より続き
◆「灼熱のヤラハ・ベイビー」PV
──今回のアルバムの具体的なコンセプトはどんなものにしようと思っていたのですか?
カール:今回のアルバムで特に意識したのは、できるだけ自分を表わすような内容にするっていうことかな。ものすごくパーソナルな部分という意味ではなくて、カール・ウルフというアーティストとしての側面や可能性を搾りだそうと思ったんだ。曲もアップテンポなものとダウンテンポなバラードを前半/後半に分けて収録している。俺はどちらも書けるし、このタイミングで改めて俺のベースとなる部分をファンに知ってもらうことが必要かなと思ったんだ。
──では、あなたがサウンド・プロダクションとソングライティングで重視していることは?
カール:ヴォーカルだね。ヴォーカルを一番重視する。メロディやフックを強くすることももちろん大前提としてあるんだけど、最終的にはヴォーカルが曲の骨格を決めるといっても過言ではないからね。あと最近は特に低音を気にするようになったかな。やっぱり大きなクラブでプレイされる時に低音は重要だからさ。
──今回のアルバムに『ナイトライフ』というタイトルを付けたのはなぜですか?
カール:今の俺を表わすいい言葉だからさ。2008年の春くらいから本当にずっと働き続けてるんだ。俺は止まることが嫌いだからね。できればずっと動いていたいくらいさ。目まぐるしく世界中を飛びまくっているけど、今の俺にはそれがしっくりくるんだよ。
──あなたの作品は高いクオリティにも関わらず、R&Bの本場、アメリカではまだ発売されていませんよね。本場のシーンでも活躍するということに興味はありますか?
カール:もちろんあるさ。アメリカで成功しないとダメだっていう気持ちはあまりないんだけど、アメリカで活躍したくないワケじゃない。誰だってアメリカで成功したいと思うだろうし、アーティストをやっている限り、世界一の音楽マーケットで活躍することは絶対に目指すべきゴールだとも思うね。でも、俺はさっきから言ってるようにユニークなキャリアを持っていることをものすごく誇りに思っている。こんなアーティストがいてもいいだろうっていう意味じゃなく、俺は今、ある意味全米1位になるのと同じくらい難しい位置に立っていると思うんだ。いろんな国々にファンがいて、ショウができて、みんなが喜んでくれる…。こんなラッキーな仕事は他にないよ。ちなみに、アメリカでのリリースの話は実は既に進んでいるよ。カナダでいい成功を収めたから、まもなくアメリカでもリリースされる運びになるはずさ。
──今後あなたはどんなアーティストになっていきたいか、その目標を聞かせてください。
カール:“カール・ウルフ”として突っ走っていくだけさ。俺は歌手になりたいという夢を諦めなかった。だから今の自分がいると思うし、そのメッセージを若い世代にも歌やパフォーマンスを通じて伝えていきたいんだ。俺が少年の時にテレビで見たマイケル・ジャクソンのようにね。見てるだけでも鳥肌が立つような瞬間を、アーティストとしてどれだけ作り上げていけるか。そこにはまだまだ試練や挑戦があるだろうし、俺はこれからもそこに向いて走り続けるまでさ。
インタビュー・文●吉橋和宏
『ナイトライフ』
2009年7月15日発売 TOCP-66900
1 YALLA HABIBI feat. RIME & KAZ MONEY / 灼熱のヤラハ・ベイビー
2 MANIAC MANIAC feat. CULTURE / マニアック・マニアック
3 80'S BABY / 80's・ベイビー
4 YOU FORGOT ABOUT ME feat. IMPOSS / ユー・フォガット・アバウト・ミー
5 NUMB / ナム
6 NIGHTLIFE / ナイトライフ
7 HURTING feat. SWAY / ハーティング
8 LOVE / ラヴ
9 NO WAY NOBODY feat. LOON / ノー・ウェイ・ノーバディ
10 GONE WITH THE WIND / ゴーン・ウィズ・ザ・ウィンド
11 I'LL WAIT / アイル・ウェイト
12 BESTFRIEND / ベストフレンド
13 JEALOUS / ジェラス
14 MY ETHNICITY / マイ・エスニシティ
15 CARRERA (Radio Edit 2009)/ カレーラ2009 *ボーナス・トラック
◆「灼熱のヤラハ・ベイビー」PV
──今回のアルバムの具体的なコンセプトはどんなものにしようと思っていたのですか?
カール:今回のアルバムで特に意識したのは、できるだけ自分を表わすような内容にするっていうことかな。ものすごくパーソナルな部分という意味ではなくて、カール・ウルフというアーティストとしての側面や可能性を搾りだそうと思ったんだ。曲もアップテンポなものとダウンテンポなバラードを前半/後半に分けて収録している。俺はどちらも書けるし、このタイミングで改めて俺のベースとなる部分をファンに知ってもらうことが必要かなと思ったんだ。
──では、あなたがサウンド・プロダクションとソングライティングで重視していることは?
カール:ヴォーカルだね。ヴォーカルを一番重視する。メロディやフックを強くすることももちろん大前提としてあるんだけど、最終的にはヴォーカルが曲の骨格を決めるといっても過言ではないからね。あと最近は特に低音を気にするようになったかな。やっぱり大きなクラブでプレイされる時に低音は重要だからさ。
──今回のアルバムに『ナイトライフ』というタイトルを付けたのはなぜですか?
カール:今の俺を表わすいい言葉だからさ。2008年の春くらいから本当にずっと働き続けてるんだ。俺は止まることが嫌いだからね。できればずっと動いていたいくらいさ。目まぐるしく世界中を飛びまくっているけど、今の俺にはそれがしっくりくるんだよ。
──あなたの作品は高いクオリティにも関わらず、R&Bの本場、アメリカではまだ発売されていませんよね。本場のシーンでも活躍するということに興味はありますか?
カール:もちろんあるさ。アメリカで成功しないとダメだっていう気持ちはあまりないんだけど、アメリカで活躍したくないワケじゃない。誰だってアメリカで成功したいと思うだろうし、アーティストをやっている限り、世界一の音楽マーケットで活躍することは絶対に目指すべきゴールだとも思うね。でも、俺はさっきから言ってるようにユニークなキャリアを持っていることをものすごく誇りに思っている。こんなアーティストがいてもいいだろうっていう意味じゃなく、俺は今、ある意味全米1位になるのと同じくらい難しい位置に立っていると思うんだ。いろんな国々にファンがいて、ショウができて、みんなが喜んでくれる…。こんなラッキーな仕事は他にないよ。ちなみに、アメリカでのリリースの話は実は既に進んでいるよ。カナダでいい成功を収めたから、まもなくアメリカでもリリースされる運びになるはずさ。
──今後あなたはどんなアーティストになっていきたいか、その目標を聞かせてください。
カール:“カール・ウルフ”として突っ走っていくだけさ。俺は歌手になりたいという夢を諦めなかった。だから今の自分がいると思うし、そのメッセージを若い世代にも歌やパフォーマンスを通じて伝えていきたいんだ。俺が少年の時にテレビで見たマイケル・ジャクソンのようにね。見てるだけでも鳥肌が立つような瞬間を、アーティストとしてどれだけ作り上げていけるか。そこにはまだまだ試練や挑戦があるだろうし、俺はこれからもそこに向いて走り続けるまでさ。
インタビュー・文●吉橋和宏
『ナイトライフ』
2009年7月15日発売 TOCP-66900
1 YALLA HABIBI feat. RIME & KAZ MONEY / 灼熱のヤラハ・ベイビー
2 MANIAC MANIAC feat. CULTURE / マニアック・マニアック
3 80'S BABY / 80's・ベイビー
4 YOU FORGOT ABOUT ME feat. IMPOSS / ユー・フォガット・アバウト・ミー
5 NUMB / ナム
6 NIGHTLIFE / ナイトライフ
7 HURTING feat. SWAY / ハーティング
8 LOVE / ラヴ
9 NO WAY NOBODY feat. LOON / ノー・ウェイ・ノーバディ
10 GONE WITH THE WIND / ゴーン・ウィズ・ザ・ウィンド
11 I'LL WAIT / アイル・ウェイト
12 BESTFRIEND / ベストフレンド
13 JEALOUS / ジェラス
14 MY ETHNICITY / マイ・エスニシティ
15 CARRERA (Radio Edit 2009)/ カレーラ2009 *ボーナス・トラック
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