ハワイの音楽賞を受賞した、おしゃれなテレサ・ブライト作品

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梅雨真っ只中ではあるものの、灼熱の太陽、輝く日差し…夏はもうすぐそこまでやってきている。そんな待ち遠しい季節にぴったりな、ステキな作品をひとつ紹介したい。6月25日にリリースとなるテレサ・ブライトの『スウィート・ハワイアン・ラプソディ』だ。

テレサ・ブライトは、ハワイでは80年代から活躍し数々の賞を獲得するなど既に不動の人気を得ていたが、日本では90年代に彼女が歌ったJALやサッポロ・ビールのCMソングがヒットしたことで一躍有名になったシンガーだ。小野リサ、ゴンチチの作品やコンサートで彼女を知る人も多いだろう。

ヒーリング・ヴォイスと言われるその優しく穏やかで暖かい歌声は今も健在で、関口宏が彼女の声に惚れてハワイにまで会いに行ったことはTVでも紹介されたところ。

そんな彼女の新作『スウィート・ハワイアン・ラプソディ』は、日本人のピーター・ホンマ(本間泰樹)が企画し、テレサ・ブライトと共にプロデュースした作品で、「アロハ・オエ」「ブルー・ハワイ」「星のレイ」といった永遠のスタンダードナンバーを、ハワイの一流ミュージシャンのジャジーでお洒落な演奏で料理、そこにテレサが見事に歌い上げているという珠玉の一作である。

日本発の『スウィート・ハワイアン・ラプソディ』だが、実は、2009年で32回目を迎えたハワイ最大の音楽賞<ナ・ホク・ハノハノ・アワード>ジャズ部門で見事最優秀賞に輝くという偉業を達成、6月9日にシェラトン・ワイキキ・ホテルでそのアワードが発表となったところなのだ。

レコーディングはハワイで行われたものだが、日本人の企画・プロデュースによる日本制作のアルバムがハワイの<ナ・ホク・ハノハノ・アワード>を受賞したのは史上初のこと。ちなみにピーター・ホンマは、2007年に自身の企画・プロデュースによるアルバム『ハワイナワ / テレサ・ブライト』でハワイ1位を獲得するキャリアの持ち主。このアルバムは、沖縄の民謡やポップスをハワイ語と日本語で歌った画期的なハワイアン作品であった。

夏を乗り切るのに気持ちよい音楽は様々あれど、気持ちがゆったりとし、暑いながらに爽やかな心持にしてくれる穏やかおしゃれサウンドは、ありそうでないんですよね。いかがですか?オフィシャルサイトでは全曲試聴も用意されているので、是非チェックを。

◆『スウィート・ハワイアン・ラプソディ』オフィシャルサイト
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