台湾の記録を総入れ替え、桁違いのX JAPANパワー
2009年1月に行なわれた香港公演、そして5月2日、3日の東京ドームでの日本公演を経て、5月30日、台湾で2万人を動員するスタジアムコンサートが行なわれた。
◆台湾の記録を総入れ替え、桁違いのX JAPANパワー ~写真編~
このコンサートのために運ばれた機材は、日本からエアカーゴコンテナ150個と香港からは50個。これほどのコンテナ数が海外から持ち込まれたのも台湾では始めてのことという。搬入作業だけで4日間を要したこのセット、使用されるビジョンは1200インチを含む全9面の巨大マルチ画面、台湾での全コンサート史上最大規模となった。総制作費3億5千万円といわれる巨大なステージセットが臺北縣立板橋體育場に組まれていった。
今回のコンサートは、X JAPANとしては初の単独野外公演である。天候の影響が避けられないため、雨が降っても公演を思う存分楽しめるようにと、背中に大きく赤いX JAPANのロゴがプリントされたレインコートを主催者側は観客に無償で用意していた。しかし、当日の天気は素晴らしい快晴に日中の気温も30度と真夏のような天候に恵まれた。開演時間は19時だが会場には朝からグッズを買い求めるファンが3キロにも及ぶ長い列を作っている。このあたりの光景は、国民性や文化を問わず、どの会場でも見られる風景だ。どこからともなく始まるXコール。台湾らしい蒸し暑さと興奮を抑え切れないファンの熱気は、開場前から渦をまき、そのエネルギーは会場を包み込んでいた。
2万人を動員するスタジアムは超満員。生温かい台湾の夜風が、メンバーの登場を今かと待ち構えるオーディエンスの熱い頬を撫でていく。開演に向けて準備は万端。ファンのXコールのボルテージはどんどん上がり会場は異常な雰囲気に包まれていく。開演予定時刻の19時を10分程過ぎ、SEが鳴ると、狂気の歓声が上がり、総立ちどころかイスの上に立っての大興奮となった。
「Rusty Nail」のイントロが流れメンバーが登場。TOSHIが「台湾愛してる」と中国語で叫ぶと、観客はXのデビューから20年間、台湾でのコンサート実現を夢見て来た思いが溢れ出すかのような歓声でこれに応え、泣き出すファンも続出となった。
メンバーも観客も息をもつかぬ興奮状態でコンサートは続いていく。1月の香港公演の興奮に、さらに進化を続けるX JAPANとしての自負を乗せて、YOSHIKIのドラミングも最高潮に。ピアノの音色は儚く空に溶けていくようだ。
アンコールでは舞台に舞竜が登場。ステージを縦横無尽に走りまわり、コンサートを盛り上げる。ドラムセットとYOSHIKIを乗せて、地上20メートルの高さで前後100メートル移動するステージセット、ファッションショーやyoshikittyの登場、会場を彩る1000発の花火と、次々展開される一大エンターテイメントに、会場中が酔いしれた。
そして、2度目のアンコールでTOSHIに手を引かれステージに登場したYOSHIKIは、なんとウエディングドレス姿。2人で花道を駆け抜け、その後衣装を脱ぎ捨てベールと共に客席に投げ込んだ。
2万人のファンに感動と絆を深く刻み込んで、約3時間半に渡るステージは閃光のごとく過ぎ去った。
SUGIZOを正式なメンバーに迎え、新型X JAPANとして初めての世界のステージは、台湾に集まった2万人のX JAPANとともに作り上げられ、ひとりひとりの胸に“無敵”という伝説の二文字を刻み込んで終演となった。初の台湾でX JAPANが鳴らしてきたものは、重く巨大な伝説を携えながら、更なる新たな伝説を生み出し始めた新生モンスターの産声、その雄たけびであった。
<X JAPAN WORLD TOUR Live in TAIPEI 攻撃続行中~>
~本当にやる夜~
2009年5月30日(土)
@臺北縣立板橋體育場(Pan-Chiao Stadium)
・総入場者数:20,000人
・総スタッフ数:日本から200名、台湾から3,000名
・警備スタッフ:300人
・警察・消防:300人
・総制作費:3億5千万円
・機材運搬関係の数字:日本からエアカーゴコンテナ150個、香港から50コンテナ
・ビジョン:1200インチを含む、全9面マルチ画面
・ステージサイズ:ワイド:75m/奥行き:35m
・大型花火:1,000本(北京五輪の開会式と同じもの。台湾では大型コンサートでも通常100本程度)
・照明:総数15,000発
・花道:70m:2本、50m:1本
・コンサートグッズ販売に並んだ列の長さ :3km
・取材に訪れためメディアの数:50媒体120人
※全て台湾史上初
◆台湾の記録を総入れ替え、桁違いのX JAPANパワー ~写真編~
このコンサートのために運ばれた機材は、日本からエアカーゴコンテナ150個と香港からは50個。これほどのコンテナ数が海外から持ち込まれたのも台湾では始めてのことという。搬入作業だけで4日間を要したこのセット、使用されるビジョンは1200インチを含む全9面の巨大マルチ画面、台湾での全コンサート史上最大規模となった。総制作費3億5千万円といわれる巨大なステージセットが臺北縣立板橋體育場に組まれていった。
2万人を動員するスタジアムは超満員。生温かい台湾の夜風が、メンバーの登場を今かと待ち構えるオーディエンスの熱い頬を撫でていく。開演に向けて準備は万端。ファンのXコールのボルテージはどんどん上がり会場は異常な雰囲気に包まれていく。開演予定時刻の19時を10分程過ぎ、SEが鳴ると、狂気の歓声が上がり、総立ちどころかイスの上に立っての大興奮となった。
「Rusty Nail」のイントロが流れメンバーが登場。TOSHIが「台湾愛してる」と中国語で叫ぶと、観客はXのデビューから20年間、台湾でのコンサート実現を夢見て来た思いが溢れ出すかのような歓声でこれに応え、泣き出すファンも続出となった。
メンバーも観客も息をもつかぬ興奮状態でコンサートは続いていく。1月の香港公演の興奮に、さらに進化を続けるX JAPANとしての自負を乗せて、YOSHIKIのドラミングも最高潮に。ピアノの音色は儚く空に溶けていくようだ。
アンコールでは舞台に舞竜が登場。ステージを縦横無尽に走りまわり、コンサートを盛り上げる。ドラムセットとYOSHIKIを乗せて、地上20メートルの高さで前後100メートル移動するステージセット、ファッションショーやyoshikittyの登場、会場を彩る1000発の花火と、次々展開される一大エンターテイメントに、会場中が酔いしれた。
そして、2度目のアンコールでTOSHIに手を引かれステージに登場したYOSHIKIは、なんとウエディングドレス姿。2人で花道を駆け抜け、その後衣装を脱ぎ捨てベールと共に客席に投げ込んだ。
2万人のファンに感動と絆を深く刻み込んで、約3時間半に渡るステージは閃光のごとく過ぎ去った。
SUGIZOを正式なメンバーに迎え、新型X JAPANとして初めての世界のステージは、台湾に集まった2万人のX JAPANとともに作り上げられ、ひとりひとりの胸に“無敵”という伝説の二文字を刻み込んで終演となった。初の台湾でX JAPANが鳴らしてきたものは、重く巨大な伝説を携えながら、更なる新たな伝説を生み出し始めた新生モンスターの産声、その雄たけびであった。
<X JAPAN WORLD TOUR Live in TAIPEI 攻撃続行中~>
~本当にやる夜~
2009年5月30日(土)
@臺北縣立板橋體育場(Pan-Chiao Stadium)
・総入場者数:20,000人
・総スタッフ数:日本から200名、台湾から3,000名
・警備スタッフ:300人
・警察・消防:300人
・総制作費:3億5千万円
・機材運搬関係の数字:日本からエアカーゴコンテナ150個、香港から50コンテナ
・ビジョン:1200インチを含む、全9面マルチ画面
・ステージサイズ:ワイド:75m/奥行き:35m
・大型花火:1,000本(北京五輪の開会式と同じもの。台湾では大型コンサートでも通常100本程度)
・照明:総数15,000発
・花道:70m:2本、50m:1本
・コンサートグッズ販売に並んだ列の長さ :3km
・取材に訪れためメディアの数:50媒体120人
※全て台湾史上初
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