オレスカバンド、全世界を幸せにするための渾身の6曲入りミニアルバム「What a Wonderful World! vol.2」リリース大特集
[BARKS FEATURE] オレスカバンド シリーズ完結盤ホワイト&ブラックの2枚連続リリース ミニアルバム第二弾「What a Wonderful World! vol.2」リリース大特集
過酷なアメリカツアーを経験して一回り以上大きくなった6人が「放出」「旅」「自分」「19歳」をコンセプトに粒ぞろいのスカ・ナンバーをぶつける
ああ、なんて素晴らしい この世界 全員が20歳になったこの春 全世界を幸せにするために 渾身の6曲入りアルバムをリリース
全米46都市を巡る<WARPED TOUR 2008>を成功させたオレスカバンドが放った待望のミニアルバム『What a Wonderful World! vol.1』は、これまでの活動から飛躍的な進歩を遂げたことを存分にアピールする力作だった。そしてこの度、その第二弾となる『What a Wonderful World! vol.2』も遂にリリース。身も心もパワフルに成長したオレスカ・サウンドのすべてをパッケージしている自信作だ。そんな本作や近況について、メンバー全員に迫ってみた。ツアーを経験しての成長、新たに見つめなおした自分たちの音楽などなど、20歳になった彼女たちのピュアな姿が浮き彫りになったインタビュー特集をどうぞ。
INTERVIEW-02
いかす:今は、何でもやってみる時期だと思うんですよ。「これがオレスカバンドや!」みたいな音は、もうちょっと後で考えようと。みんなも同じ気持ちで、自由に生まれたものを楽しんでいますね。
たえ:やっぱり良いと思えるものは、みんな自然と同じものやし。自由のなかで、自然と選んでいる感じかな?
いかす:そうやな。今回のレコーディングで、ウチらみんな音楽で通じているんだなって、改めて感じました。グレッグとは言葉は通じへんけど、良いメロディを出すと「それだ!」という瞬間があって、メンバーもそのメロディには絶対に反応するんですよ。良いメロディに国境はない!と思いましたね。
たえ:先日もストーリー・オブ・ザ・イヤーと対バンしたんですけど、一気に打ち解けて(笑)。
サキ:ウチらもみんな20歳になったし、昨日は打ち上げで盛り上がっちゃいました! 彼らに下ネタばっかり言わせたりして、もう大変だったんですよ(笑)。
いかす:そうですね。なんというか、言葉を超えたところでわかりあえるというか。あとは、あのツアーを経ていろいろタフになりましたね。割と私って、完璧な状態じゃないとライヴに挑めないタイプだったんですよ。でも今なら、ライヴ直前にハウリングしてても「まあ何とかなるやろ!」と思える、度胸が付いたというか。
たえ:神経図太くなったよな(笑)。
もりこ:私はツアーを経て、「自分ができる最高の演奏をする」という気持ちが強くなった気がする。今までなかったわけではないけど、改めてその大切さに気付かされたという感じで。
とみ:うん。「自分の演奏をする」という意識は、すごく強くなった気がする。自分の歌、自分の演奏、自分の見せ方。自分視点って、今まであんまりなかったということにも気付かされたし。
いかす:なんやろう。人との付き合い方に、少し変化があったかも。今までは、打ち上げとかいってもお酒飲めないから盛り上がれなかったり、子供やからっていう理由で取っ付きにくそうな態度を取られることがあったけど、今はやっと、少しは対等に話せるようになったというか。
もりこ:やっぱりお酒飲めるようになると変わるよね?
とみ:打ち上げで周りが気を使わなくなったのは嬉しいですね。いままでは周りの大人から「ごめんなぁ」なんて言われていたし(笑)。
リーダー:お酒飲めるようになって気付いたのは、人って知らんうちに自分を制御してるんやなぁってことです。たとえば、たった今踊り出したくなっても、常識的に考えて踊らないじゃないですか? でもお酒飲むと解き放たれちゃうでしょ? でも私は、素面でもやっちゃいますけど。
リーダー:もちろんTPOは考えますけど(笑)。それを考えた上で、解き放っていきたいと思います。
たえ:この歌詞は、アメリカから帰ってきから書いたんですよ。『WAO!!』からもしばらく経ってるし、アメリカでいろいろ経験したけど、日本のお客さんともしばらく会ってないし、未来のことはまだよくわからないし。「私、今何を書けばいんやろ?」って、壁にぶつかったことがあって。でもやっぱり、仲間を信じて、自分を信じて、音楽を信じるしかないやろって、ふっきれた時があったんです。人間って不器用やけど、それでええやん、みたいな(笑)。そのことを、歌詞にしてみました。
リーダー:神戸と京都でワンマンやるのは初めてなので、メッチャ楽しみです。全公演を全力で投げるので、全力で打ち返してください!“なんて素晴らしい世界なんやろう!”と思ってもらえるような、最高のライヴを見せますので。
取材・文●冨田明宏
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