Red Warriors@渋谷AXは、立ち見も出る大盛況
Red Warriorsが東名阪4ヵ所を周るツアーのファイナルを、3月8日(日)に渋谷AXで行なった。
最近は、ヴォーカリストのダイアモンド☆ユカイが、テレビのバラエティ番組出演で人気者になったり、著書「成りさがり」がマスコミの注目を集めたりしているが、「やっぱり本業はミュージシャン!」とばかり、エネルギー全開のステージを見せつけた。
◆Red Warriors@渋谷AXは、立ち見も出る大盛況 ~写真編~
1986年にデビューしたRed Warriorsは、華やかで毒のある独特のロックンロール・スタイルが受けて、人気爆発。デビュー後すぐに、BOΦWYやZIGGYと肩を並べる人気バンドに急成長した。だが、日本武道館3DAYS公演や西武球場でライヴを行なった後、1989年に解散。実質活動期間は約4年と短かったが、強烈な存在感で日本のロックシーンに大きな足跡を残した。
解散後はそれぞれ別の活動をしていたが、1992年に突如再結成。その後も数年毎に集まって、ライヴを行なっている。本人たち曰く「気が向いた時に集まって、ライヴをやったりレコーディングしたりする今のスタイルが、逆に長続きする秘訣」だとか。その流れで、今回のツアーも決まったらしい。
当日は、2階席に立ち見がびっしり出るほどの大盛況。「Rolling Down The Street」から始まった約2時間のステージは、ロックンロールのスリリングさといい感じのレイドバック感がミックスされていた。ダイアモンド☆ユカイとギタリストの木暮SHAKE武彦が、一本のマイクで歌うおなじみの光景も見られ、ファンは大喜びである。
ユカイの奔放でエネルギッシュなヴォーカル・スタイルは、健在。豹柄の衣装に身を包み、ステージをパワフルに動き回って、ライヴを盛り上げる。激しいロック・ナンバーからブルージーな曲、聞かせるミディアム・バラードまで、さすがの貫禄で歌っていた。木暮SHAKE武彦は、早弾きソロ全盛の80年代に、シャープなカッティングをメインにしたスタイルで人気を博していたギタリスト。その後の多彩な活動でギター・スタイルの幅も広がったが、やはり独特のカッティングは心地よい。ユカイから「朝青龍」とメンバー紹介でいわれていたベースの小川清史も、どっしりとしたプレイでバンドを支えていた。
彼らの人気の理由は、ライヴバンドとしての評価が高かったのと同時に、楽曲のメロディがとてもいいことがあげられる。どの曲も、つい口ずさみたくなるような歌メロばかり。ユカイや木暮がルーツにザ・ビートルズをあげているように、メンバー自身もメロディには相当のこだわりがあったようだ。アンコールに演奏された「バラとワイン」は、ロックファンの間ではカラオケの定番曲。何度聞いても色褪せない、日本のロック史上に燦然と輝く名曲だ。
ユカイが「完全燃焼だぜ!」と何回も叫んでいたように、満員の観客は久しぶりのゴージャスなレッズのライヴを、心から楽しんでいたようだ。
そして、実はこの日のライヴの様子は、CDとDVDとして作品化されるという。DVDだけではなく、ライヴ・アルバムもリリースするところが、いかにも彼ららしい。どうりで、たくさんカメラが入っていたわけだ。
四半世紀近くロックし続けている3人が、今も笑顔で一緒にステージに立っていることが、とても素敵だと思った。「ギターやベースと違って、ヴォーカルはいつまでこういうライヴをやってられるかわからない」なんていいながら、「またな!」といってステージから去っていったユカイ。また3人がその気になったら、カッコいいレッズのライヴを見せてくれるのかな!?
<Red Warriors 2009年3月8日(日)@SHIBUYA AX>
1.Rolling Down The Street
2.09's Revolution
3.Bad Luck Boogie
4.Foolish Gambler
5,Another Day Another Time
6.Bye Bye Baby
7.Outlaw Blues
8.Dance Macabre
9.Shakin' Funky Night
10.野生の風
11.ルシアンヒルの上で
12.Monky Dancin
13.7th Strip
14.Shock Me
15.Casino Drive
16.Royal Straight Flush R&R
EN1.Wild & Vain
EN2.バラとワイン
EN2.Wild Cherry
Photo by 古溪一道
文:大島暁美
◆iTunes Store Red Warriors(※iTunesが開きます)
最近は、ヴォーカリストのダイアモンド☆ユカイが、テレビのバラエティ番組出演で人気者になったり、著書「成りさがり」がマスコミの注目を集めたりしているが、「やっぱり本業はミュージシャン!」とばかり、エネルギー全開のステージを見せつけた。
◆Red Warriors@渋谷AXは、立ち見も出る大盛況 ~写真編~
1986年にデビューしたRed Warriorsは、華やかで毒のある独特のロックンロール・スタイルが受けて、人気爆発。デビュー後すぐに、BOΦWYやZIGGYと肩を並べる人気バンドに急成長した。だが、日本武道館3DAYS公演や西武球場でライヴを行なった後、1989年に解散。実質活動期間は約4年と短かったが、強烈な存在感で日本のロックシーンに大きな足跡を残した。
解散後はそれぞれ別の活動をしていたが、1992年に突如再結成。その後も数年毎に集まって、ライヴを行なっている。本人たち曰く「気が向いた時に集まって、ライヴをやったりレコーディングしたりする今のスタイルが、逆に長続きする秘訣」だとか。その流れで、今回のツアーも決まったらしい。
当日は、2階席に立ち見がびっしり出るほどの大盛況。「Rolling Down The Street」から始まった約2時間のステージは、ロックンロールのスリリングさといい感じのレイドバック感がミックスされていた。ダイアモンド☆ユカイとギタリストの木暮SHAKE武彦が、一本のマイクで歌うおなじみの光景も見られ、ファンは大喜びである。
ユカイの奔放でエネルギッシュなヴォーカル・スタイルは、健在。豹柄の衣装に身を包み、ステージをパワフルに動き回って、ライヴを盛り上げる。激しいロック・ナンバーからブルージーな曲、聞かせるミディアム・バラードまで、さすがの貫禄で歌っていた。木暮SHAKE武彦は、早弾きソロ全盛の80年代に、シャープなカッティングをメインにしたスタイルで人気を博していたギタリスト。その後の多彩な活動でギター・スタイルの幅も広がったが、やはり独特のカッティングは心地よい。ユカイから「朝青龍」とメンバー紹介でいわれていたベースの小川清史も、どっしりとしたプレイでバンドを支えていた。
彼らの人気の理由は、ライヴバンドとしての評価が高かったのと同時に、楽曲のメロディがとてもいいことがあげられる。どの曲も、つい口ずさみたくなるような歌メロばかり。ユカイや木暮がルーツにザ・ビートルズをあげているように、メンバー自身もメロディには相当のこだわりがあったようだ。アンコールに演奏された「バラとワイン」は、ロックファンの間ではカラオケの定番曲。何度聞いても色褪せない、日本のロック史上に燦然と輝く名曲だ。
ユカイが「完全燃焼だぜ!」と何回も叫んでいたように、満員の観客は久しぶりのゴージャスなレッズのライヴを、心から楽しんでいたようだ。
そして、実はこの日のライヴの様子は、CDとDVDとして作品化されるという。DVDだけではなく、ライヴ・アルバムもリリースするところが、いかにも彼ららしい。どうりで、たくさんカメラが入っていたわけだ。
四半世紀近くロックし続けている3人が、今も笑顔で一緒にステージに立っていることが、とても素敵だと思った。「ギターやベースと違って、ヴォーカルはいつまでこういうライヴをやってられるかわからない」なんていいながら、「またな!」といってステージから去っていったユカイ。また3人がその気になったら、カッコいいレッズのライヴを見せてくれるのかな!?
<Red Warriors 2009年3月8日(日)@SHIBUYA AX>
1.Rolling Down The Street
2.09's Revolution
3.Bad Luck Boogie
4.Foolish Gambler
5,Another Day Another Time
6.Bye Bye Baby
7.Outlaw Blues
8.Dance Macabre
9.Shakin' Funky Night
10.野生の風
11.ルシアンヒルの上で
12.Monky Dancin
13.7th Strip
14.Shock Me
15.Casino Drive
16.Royal Straight Flush R&R
EN1.Wild & Vain
EN2.バラとワイン
EN2.Wild Cherry
Photo by 古溪一道
文:大島暁美
◆iTunes Store Red Warriors(※iTunesが開きます)
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