森山良子、新曲「candy」が映画『60歳のラブレター』主題歌に

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5月16日公開となる映画『60歳のラブレター』の主題歌に、森山良子のニューアルバム『リヴィング』(2月25日発売)収録の新曲「candy」が起用されることが明らかになった。

3組の大人の男女の物語を描いた『60歳のラブレター』の主題歌として、デビュー40周年を越えてもなお美しい声と抜群の歌唱力で日本のトップシンガーとして輝き続ける森山良子の楽曲がぴったりだということで、白羽の矢が当たった形だ。

“長年一緒に暮らしてきたけれど、ふとしたことで改めて気づく夫婦の絆、大人になってから初めて経験する本気の恋”…そんな誰もが共感できるような映画のストーリーが、「candy」では“人生はsweet & bitter candy”と表現されている。

“森山良子さんの歌う「candy」に一目惚れ!可愛らしく、きらきらと輝きつづけるためのエッセンスが、この楽曲にはいっぱい込められていて、聞くだけで、まるで恋をしたような、幸せな気持ちになりました。映画のテーマは「想いを伝えるラブレター」。ご一緒できて、とても嬉しいです。”──深川栄洋監督

4年3ヶ月振りのオリジナルアルバムとなる『リヴィング』は、ツアーバンドとのバンドサウンドを基本にした自分なりの新しいチャレンジと森山良子は語る。原作「60歳のラブレター」に込められた手紙の数々を読みながら共感していたところに主題歌の依頼を受け、大きな喜びを感じているという彼女だが、「candy」のみならず『リヴィング』の中の一曲一曲が森山良子からの60歳のラブレターだ。先日誕生日を迎え61歳となった森山良子だが、3月からの新しいツアーでも『リヴィング』からの新曲を存分に披露するとのことだ。

『60歳のラブレター』
日本中で交わされた86,441通の愛の実話を完全映画化。夫から妻へ、妻から夫へ、言葉にできない想いを伝える3通のラブレター。
大手建設会社の定年退職を目前に控え、第二の人生をはじめようとする孝平と、専業主婦として家族に尽くしてきたちひろは、離婚を決意。お互いが別々の道を歩み始めたとき、新婚当初ちひろが30年後の孝平に宛てて書いた手紙が、時を経て届けられる。
5年前、愛妻に先立たれ娘と暮らす医師・静夫は、医療小説の監修を求められ、翻訳家として第一線で活躍する麗子と出会う。新しい恋に臆病だった2人に勇気をくれたのは、思いがけない人からの英文ラブレター。
青春時代にビートルズを謳歌し、今は魚屋を営む正彦と光江。口げんかは絶えずとも、友達のような2人に訪れた悲しい出来事。手術にのぞんだ光江が眠る病室には正彦が弾き語るギターの音色が響く。それは2人の思い出の曲。
長年連れ添った夫婦が、口に出しては言えない互いへの感謝の言葉を1枚のはがきに綴る応募企画「60歳のラブレター」。2000年から毎年募集され、日本中から約8万通を超えるはがきが寄せられ大きな反響と共感を得ている人気企画に着想を得て、本作は製作された。
中村雅俊、原田美枝子、井上順、戸田恵子、イッセー尾形、綾戸智恵といった豪華キャストが、個性的な3組の夫婦を熱演。監督は、弱冠32歳ながらその確かな演出力が注目されている深川栄洋、脚本は『ALWAYS 三丁目の夕日』『キサラギ』など話題作を手がける73年生まれの古沢良太。団塊ジュニア世代とその親世代がともに作り上げたコラボレーションは、団塊世代をはじめとする中高年はもちろん、これからパートナーと人生を歩みだそうとする若い世代にとっても夫婦のあり方を見つめるきっかけとなる作品だ。
原案:「60歳のラブレター」(NHK出版)
監督:深川栄洋(ふかがわ・よしひろ)『狼少女』『真木栗ノ穴』
脚本:古沢良太(こさわ・りょうた)『ALWAYS 三丁目の夕日』『キサラギ』
出演:中村雅俊 原田美枝子 井上順 戸田恵子 イッセー尾形 綾戸智恵
(c)2009「60歳のラブレター」フィルムパートナーズ
5月16日(土)全国ロードショー
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