エイモス・リー『真実をさがして』は極上の1枚

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やさしくてブルージーな歌声とアコースティックな味わいのサウンドで、“男性版ノラ・ジョーンズ”と呼ばれるエイモス・リー。彼の3作目となるアルバム『真実をさがして』(原題『last days at the lodge』)がついにリリースとなった。

今作ではプロデューサーにあの大物ドン・ワズを迎え、バックの演奏にアメリカン・ロックやR&Bのファンにとって見逃せないプレイヤーを配し、作品を完成させたのが特徴だ。主要メンバーは、ドイル・ブラムホール(Guitar)、スプーナー・オールドハム(Keyboards)、ピノ・パラディノ (Bass)、ジェームス・ギャドソン(Drums)、グレッグ・リース(Pedal Steel Guitar)、ラミ・ジャフィー(Keyboards)、ジェイミー・マホベラック(additional keyboards)、ジャスティン・スタンリー(Keyboards,Bass,Drums,Percussion)、ドン・ワズ(Keyboards,acoustic bass)、パトリック・レナード(Harmonium.b-3)、ラリー・ゴールド(String arrangement)…といったラインナップである。

彼らはその熟練の技でエイモスの歌声をサポートし、彼の強い意思を感じさせると同時にやさしく語りかけるような音楽を最高の形で完成させた。ブルースとR&Bとロックとフォークが、絶妙に最高の形で溶け合った傑作となった。力強さと優しさ、そこにほのぼのさもあり、でもやはり憂いも湛えられたエイモスの世界。全ての音楽ファンにお薦めしたい極上の1枚である。

また、フィラデルフィアの詩人とも呼ばれるエイモスの、その深く味わいある歌詞も注目ポイントだ。

オフィシャルサイトでは、間もなくファースト・シングル「リッスン」のライヴ映像が公開される模様。是非チェックを。
◆エイモス・リー・オフィシャルサイト
◆iTunes Store エイモス・リー(※iTunesが開きます)
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