手塚治虫の愛した音楽がCDパッケージ化

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漫画家・手塚治虫が書斎で聴いていた曲の数々が、一枚のアルバムとなり発売される。

かつて、創作現場を追った数々のドキュメンタリー番組の中で、作品に合わせたレコードを聴きながら執筆する手塚治虫の姿がよく登場していた。今回の商品の内容はまさにその手塚治虫の作品を産み出すアイディアの源となった音楽のパッケージ化。アルバム『手塚治虫 その愛した音楽』は、手塚作品をこよなく愛するファンにとって、本人と同じ音楽環境を疑似体験できる貴重なアイテムとなることだろう。

当時の原盤音源のままという収録楽曲もさることながら、特に注目したいのは商品の付録内容である。書斎に所蔵していた200枚近いレコードのリストや書斎の写真、手塚さんのエッセイ等の他、初回盤には60年代に流行したアトムのメンコの復刻版(デザインが2バージョンありどちらか)が封入されている。

アトムのメンコの復刻版・画像

今年は手塚治虫の生誕80周年ということで、11月22日には<手塚治虫ファン大会 in 早稲田>など、生誕80周年を記念したイベントは各地で行なわれる予定。そのほかにも、手塚治虫80周年とエイベックス20周年の記念プロジェクト「ravex」や、手塚治虫が生み出したキャラクターのニコニ・コモンズへの登録(「ニコニコ動画」といったニコニ・コモンズ対応サイトで、かつ非営利目的であるならば、誰でも自由にアトムなど手塚治虫のキャラクター素材を利用できる)といった動きも見せている。

いうなれば、手塚治虫の遺伝子は、今もなお多くの人に愛され、そして受け継がれ続けているのだ。

アルバム『手塚治虫 その愛した音楽』の収録曲・CD情報
「謎のravex=大沢伸一+FPM+☆Taku+手塚プロ」のプロジェクトだった
『手塚治虫 その愛した音楽』 オフィシャルサイト
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