キャナァーリ倶楽部、落語を披露

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つんく♂プロデュースの「NICE GIRLプロジェクト!」のメンバーが落語を披露するというイベント、<ナイスガールプロジェクト 初めての寄席~ナイスなひと時~>が開催された。

新宿末廣亭でのイベントの様子 フォトアルバム

今回、落語に挑戦したのは、えり~な、まっちゃん、あゆべえなど8人。会場に選ばれたのは、新宿末廣亭。末廣亭といえば、桂米丸、桂歌丸といった大師匠も高座に上がる老舗中の老舗の寄席だ。もちろん、簡単に高座に上がることが許されるはずもなく、今回のイベントに登場した8人も、7代目桂才賀師匠のお弟子さんである桂才紫の元で半年間の修行を積んだ上での落語披露となった。

日曜日の朝9時半からという、早朝イベントにも関わらず、会場には250人を超えるファンが集結。1階の椅子席、桟敷席もすべて埋まり、さらに立ち見も出るほどの大入りとなった。

出囃子とともに最初に登場したのは、目が覚めるように鮮やかな朱色の着物姿のカレン。カレンは、落語を習ってみての苦労話とともに、小噺「ねずみとり」を披露した。

“待ってました!” と観客から声が飛ぶ中、登場したのは、キャナァーリ倶楽部所属のえり~な。“落語が好きで、祖父とともに落語を聞いたりしていた” という彼女、元々、子役としても活躍していた経歴を持つこともあり、小学生とは思えない表現力と間の取り方で、前座噺「たぬき」を一席。特に、“たぬき” を演じるえり~なの可愛さには、ファンも目を細めたことだろう。

また、“落語にはハマっていくものがあった”と語ったまっちゃん(キャナァーリ倶楽部)は、菊の花と紫の市松模様の着物で「桃太郎」を披露。艶っぽいまっちゃんが演じ分ける昔の子供と現代の子供。思わずその世界に聞き入ってしまったはずだ。

THE ポッシボーのはしもんとかえぴょん、キャナァーリ倶楽部のいくっち、そしてピーチによる座談を挟んで、「炭坑節」の出囃子で高座に上がったあゆべえ。古典落語の演目の一つ「子ほめ」をテンポよく披露すると、客席からは笑いが次々に沸き起った。

普段は歌で活躍している彼女たちが挑んだ落語の世界。フレーズとフレーズの間の取り方や、表情の出し方、全体のリズムなど、実は落語と歌というのは共通点があるのかもしれない。そんなことを感じさせる寄席だった。

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