オレスカバンド、パワーと情熱と愛に満ちたミニアルバム「What a Wonderful World! vol.1」リリース&米国からの凱旋大特集

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凱旋!オレスカバンド ミニアルバム「What a Wonderful World vol.1」DVD『46 ORESKABAND ~WARPED TOUR 2008~』同時リリース大特集

嗚呼、素晴らしき哉 この世界 ホワイト&ブラックの2枚連続で贈るミニアルバム第一弾

 

――全米46都市を巡る「ワープド・ツアー2008」を全公演終えて、帰国してからしばらく経ちました。今、改めて振り返ってどのようなツアーでしたか?

 

3人:あー……。

――あ、まだ冷静に振り返れない(笑)?

もりこ:いや、なんかですね。ツアー中、毎日自分たちのライブに集中していて、とことんライブについて考えることが多かったんですね。しかもメンバーと話す、というより、自分一人で考えることの方が多かった。物販やったり、ビラ配ったり、それぞれにやることがあって、意外とメンバー間で話し合う機会が少なくて。でもツアーも後半になって、改めてバンドのみんなと話し合いになった時、「この感じを日本にも持ち帰りたい」という方向にまとまったんですね。それがすごくデカイことだったなって、今も改めて思うことなんですよね。

たえさん:でも、最初はやっぱりシンドイ思いをしていたメンバーもおったみたいなんですよ。

――それは、精神的に?

たえさん:うん。だって、24時間一緒じゃないですか。寝るところひとつとっても、毎日微妙に違ってたりするし。そういう些細な部分もストレスに感じるメンバーもおったって言っていて。でも結果的には、2ヵ月も一緒におると慣れますね。

いかす:うん。当たり前になるもんね。

――DVD(『46 ORESKABAND ~WARPED TOUR 2008~』)の中で、サキさんがツアー中のバンドについて「家族とも違うし、友達とも違うし……」という感想を漏らしていたけど、やっぱりメンバーの見方は変わった?

 

たえさん:家族や友達やったら、「私はこうする!」と言ったことに対して「好きにすればええやん」って言えるけど、バンドのメンバーには言えへんしね。6人でひとつの事を思っていかなあかん。そういう思いを、見つめ直す機会にもなりましたね。

――最終的に得た感想としては、やっぱり“楽しかった”?

いかす:“楽しかった”になるんだろうけど、ツアー中ずっとフワフワ楽しかったわけじゃなくて、毎日毎日のやりがいがあった感じというか。みんな自分なりに「次はこうしよう!」とか考えていて。それって、楽しいだけでもないんですよね。必死だったし、悩んでもいたと思うし。でも最後に残る感情は、やっぱり“楽しかった”かな。

――DVDには、たえさんが先頭切ってディスカッションに持ち込むシーンもありました。

たえさん:前からディスカッションは多かったけど、<WARPED TOUR>に行ってからは、余計にみんな意見を出すようになった。

もりこ:私は、自分の意見をあんまり言わないタイプだったけど、自分の意見をはっきりさせないと、自分が前に進んでいかれへんと思うようになったんですよ。もちろん、自分の意見を曖昧にしておいてもバンドは進んで行くんです。でも、自分の意志があるからこそバンドが存在すると思っていかないと、自分自身の前進がないんだと思って。<WARPED TOUR>を通じてそれは感じたことだし、この思いはこれからにも繋げていきたいなって思いましたね。

――リール・ビッグ・フィッシュやモーション・シティ・サウンドトラックといった、先輩バンドたちとのセッションも重要な経験だったかと思うのですが、振り返っていかがですか?

もりこ:最初は本当に、私にできんのかなぁ? と思って。でもツアーに行く前に、「誘われたセッションは全部参加しよう」ってバンドで決めていたんです。ツアー中にいろんなバンドが誘ってくれて、それに参加するうちに、段々と面白さに気付くことができて。モーション・シティなんて、「明日もやろう!」って言ってくれたり(笑)。そういう前向きな思いがしっかりと定まったのは、良かったですね。

 
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