つじあやのの本質に迫ったカヴァー・アルバム第2弾『COVER GIRL 2』特集
つじあやの つじあやのの本質に迫ったカヴァー・アルバム第2弾『COVER GIRL 2』特集
最初はね、ウクレレの弾き語りアルバムを作ろうと思ったんですよ。で、どういうものにしようかなって考えてた時に、ウクレレでカヴァーをしたらどうだろうみたいな話になって。いざスタジオで録ってみたら、もうちょっと工夫した方がいいなって感じだったので、じゃあ(地元)京都のいろんなところで弾き語りをしてみようと。それで進めようとしてたら、山下達郎さんの「パレード」のカヴァーをっていうCMのお話がきて。そこから、東京のスタジオでいろいろアレンジしたものと、京都での弾き語りと、大きく分けてその2パターンを組み合せて2枚組にする、っていう形ができあがったんですよね。
そうですね。また出してほしいっていう声もあったし、来年デビュー10周年なので、ちょっとまとめ的なことも含めて、ここらでまた作ってみようかなと。振り返ってみれば、前作から4年経ってるし。
そうなんですよ(笑)。たまたまなんですけどね。
選曲の基準は、自分の好きなもの……っていうのは当然のこととして、今回は特に25歳ぐらいから40歳代のかたに向けて、というのを意識したんです。私は今30歳なんですけど、例えば昔聴いてた曲を今聴くと違った耳で聴けるっていう、その感覚がわかるのってやっぱり同世代の人達だと思うんですよ。で、今回は自分がわかる作品を、わかる人に伝えたいっていうのがあったので。だから、自分と同世代の人達がこの『COVER GIRL 2』を聴いて、なつかしさを感じたり、意外さを感じたり、ハラハラしたり、いろんな意味での癒しになってくれればいいなぁと。
ほんとですか!? よかった!(笑)
そうそう、そうなんですよね。私も今聴いて歌うと“あ~この歌詞、わかるわぁ~”みたいな(笑)。
いや、してないですね。その頃私は幼稚園とか小学校の前半ぐらいで、まだちっちゃかったので。だから「渚のシンドバッド」を踊ったりもできないんですよ(笑)。ピンク・レディーの下敷きも持ってなかったし(笑)。
あははは! でもいい曲っていつ聴いても、時間が経ってもやっぱり良くて、名曲ってすごいなぁと改めて思いましたね。
はい。前作『1』の時に、奥田民生さんとサザンオールスターズの「シャ・ラ・ラ」を歌うっていう、トピックス的なことをやって。今回も『2』ならではの“こんなことをしてるよ!”っていうのをやりたいなと。それで、歌詞のないものに自分でイメージして言葉を綴るっていう試みをやってみたんです。
あ、そう言っていただけると……このアルバムがオリジナルの名曲に触れるきっかけになるといいなっていうのもあったので、すっごくうれしいです!
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