『R246 STORY』6人の監督が勢ぞろいして大移動

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『R246 STORY』の公開初日である8月23日(土)、渋谷Q-AXシネマにて初日舞台挨拶が行なわれた。

ここには、今、大注目の日本のエンタメ業界をひっぱる6人の監督が勢ぞろい。映画界からは浅野忠信監督、歌舞伎界からは中村獅童監督、格闘界からは最近では文筆業でも活躍している須藤元気監督、そして音楽界からはm-floのVERBAL監督、RIP SLYMEのILMARI監督、そこにユースケ・サンタマリア監督という前監督が全員集合となった。

▲浅野忠信監督──作品「224466」
▲中村獅童監督──作品「JIROル‐伝説のYO・NA・O・SI」
▲須藤元気監督──作品「ありふれた帰省」
▲VERBAL監督──作品「DEAD NOISE」
▲ILMARI監督──作品「CLUB246」
▲ユースケ・サンタマリア監督──作品「弁当夫婦」
この日は、渋谷を皮切りに、横浜ブリリア ショートショート シアター、新宿バルト9と、3映画館を6監督そろって大移動するという気合の入れ様。各会場共に満員の盛況となった。

各監督のコメントは次の通り。

●浅野忠信監督──作品「224466」
この撮影は2008年の初めに行ないましたが、上半身裸での撮影だったので、非常に寒かったのを覚えています。ただ、気持ちも乗っていたんで、夢中になれ、あの世界に入れました。

●中村獅童監督──作品「JIROル‐伝説のYO・NA・O・SI」
2007年の9月くらいに撮影していましたが、時代劇の扮装をして、オープンカーに乗って246を走るというのは一生のうちに一度の経験だと思います。好きなことやらせていただいて嬉しく思います。清水の次郎長役の的場浩司さんに「獅童、楽しいなあ」と言われてなかなかありがたかったです。

●須藤元気監督──作品「ありふれた帰省」
今回初監督でしたが、自分のおしりの穴を見られているような感覚で(笑)、嬉しいような恥ずかしいようなそんな気持ちでいっぱいです。サイエンスフィクションラブストーリーですが、あまり四次元に生きすぎず、かといって地に足つきすぎず、3.5次元のアプローチで作ってみました。

●VERBAL監督──作品「DEAD NOISE」
HIP HOPというテーマでドキュメンタリーをやらせてもらいましたが、今日のお客さんは女性が多くてもしかしてお堅い内容だったかもしれませんが、やりたいことができて満足している作品です。僕もミュージシャンなんで、ここ何年かで低下しているCDのセールスとかを、僕も直で感じているし、ほかのアーティストの人たちがどう思っているのかをドキュメンタリーの形式でいろんな人たちにインタビューしたいと思った。ちょっとネガティブな気持ちではじめましたが、先輩の方々に音楽に未来がある、などの情熱のあるメッセージを聞けて、逆にいいエネルギーをもらったという気がしました。

●ILMARI監督──作品「CLUB246」
細かいディテールに凝って作っちゃいましたね。実はCDジャケットが僕とVERBAL君だったり、プロジェクターに映っている映像も二人だったりとか、してます。

●ユースケ・サンタマリア監督──作品「弁当夫婦」
こんなすばらしい機会を与えてくれた皆様に感謝しています。自分にこんな監督の才能があろうとは、夢にも思っておりませんでした。これからもお話さえあれば、どんどんやっていきたいと思ってます。

映画『R246 STORY』
公開日:8月23日(土)より 渋谷Q-AXシネマ他全国ロードショー
(C)2008『R246 STORY』フィルムパートナーズ
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