平原綾香、ecoへの関心と取り組みを語る

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地球温暖化や省エネなど様々なメッセージを発信しているFM NACK5が、<環境・エコ提言プロジェクト2008>の一環として、7月31日(木)18:30よりサマーイベント<FM NACK5 & さいたま市宇宙劇場 Presentsプラネタリウムの夕べ~LOVE THE EARTH>を開催した。

◆サマーイベントの様子(大きな写真)

プラネタリウムの大型スクリーンに大宇宙が映し出され、イベントがスタート。司会進行は、FM NACK5平日午後のワイド番組「NACK ON TOWN」(月~木13:00~16:55)のDJを務める人気パーソナリティーの土屋滋生&澤美代子の両氏。

トーク・ゲストとして登場した平原綾香は、2008年1月に発売された「星つむぎの歌」が、宇宙飛行士・土井隆雄氏が国際宇宙ステーションに滞在した時、ウェイクアップミュージックとして全世界に流れた時の話を披露。宇宙飛行士:土井隆雄氏との出会いについて、「星つむぎの歌」が誕生した背景、地球温暖化による海面上昇で国土の大半が水没するという危機に直面するキリバス共和国を訪れた時のエピソード、キリバス共和国の実情などを、約20分間にわたるトークが繰り広げられた。

FM NACK5の<環境・エコ提言プロジェクト2008>への取り組み、今回のイベントの参加に関して、平原綾香は、以下のようにコメントしている。

“このようなイベントに参加できて光栄に思います。会場もプラネタリウムだし、私のデビュー曲は「Jupiter」ということで、宇宙と大変つながりがありますし、年頭にリリースした「星つむぎの歌」は宇宙飛行士の土井隆雄さんの手によって宇宙に持っていっていただいた事も、その打ち上げを見に行ったこともあって、今年は、私の音楽と宇宙の関係性を改めて認識した年でもあります。

また、テレビの取材で訪れたキリバス共和国では、地球温暖化の影響によって沈みゆく島の現状をこの目で見て、一体自分に何ができるのだろうか、何がこのような惨状を生み出しているのだろうかと考えました。しかし、私自身“これだっ!”という答えを出せていません。ただ、温暖化が原因で海の水位が高くなってしまうことによって、何年後かに故郷を失い、文化を失ってしまう方々がいるということをまずは知っていただきたいです。ecoへの関心と取り組みは、知っているか知らないかで大きな違いがあると思います。

私の音楽を通じて宇宙やecoへの関心を皆さんがお持ちいただけるようでしたら、それはとても嬉しいことです。このイベントを主催なさっているNACK5さんは今年20周年をお迎えになると伺っておりますが、20年後…さらにその先も、地球が今より健康になっていて、世界中の皆さんが今まで以上に幸せな生活を送っている中で私は歌い続けていたいです。”──平原綾香

会場では、引き続きプラネタリウム上映が始まり、「夏の夜空」と題するプログラムが25分にわたり上映、そしてライヴ・ゲストとして、沖縄県石垣島生まれの成底ゆう子が登場。ピアノ弾き語りで、オリジナル曲の「満天の星」「この地球(HOSHI)に生まれて」「ふるさとからの声」の3曲を心に響く歌声で、プラネタリウムの星空の下で披露した。

“私のふるさとの石垣島の浜辺は白い砂浜で奇麗なのですが、実は、漂着ゴミが今、問題になっています。漂着するゴミの種類が、外国製のものが多いという事と、2次災害が懸念される医療系廃棄物が多いので、島の環境への影響や景観の保全上などが深刻化しています。ただ、現状としては、清掃はボランティア団体に頼っているのが主でして、去年から国のモデル地域になって、やっと調査が実施される事になりましたが、島の人の生活はもちろん、観光でいらっしゃる人達への影響もあると思います。皮膚感覚で思うことは、日本独特の四季が年々味わえなくなってきているなという事ですね。特に、日本の四季の中でも、美しいとされる秋という季節が感じられない。去年は、クリスマスの時と、紅葉の時期が一緒だったような気が致します。今日は、この素晴らしいイベントに参加でき、改めて自然の大切さを感じました。そして皆様の前で、歌えた事に感謝します。”──成底ゆう子

このイベントの模様はFM NACK5で、2008年8月5日(火)16時「NACK ON TOWN」の番組内で放送される。
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