恋人の「友達と遊んでたからメール返せなかった」は本当か？

「携帯電話依存症」なるものの存在が囁かれている昨今。アイシェアが、20代から40代の男女対象に「友人への連絡に関する意識調査」を行ない、結果を公表。ケータイメールに関する男女の差、そして依存具合が明らかになった。

友人との連絡について、電話とメールどちらを使うかという質問には、全体の83.4％が「メール」と回答。特に女性は９割以上がメールを使うとしており、男性よりもメール利用頻度が高いことが明らかになった。

「自分から家族や友人、恋人にメールをした時、返信がどのくらいの時間来ないと不安になりますか？」という質問では、全体の49.7％が「まったく不安にならない」と回答。ということはつまり、全体の約半数は「不安になる」という結果。中でも、「10分以上で不安になる」というのは全体の2.1％、「30分以上」は4.9％、「１時間以上」は13％と、５人に１人の人が、メールをして１時間で不安になるということがわかった。調査結果のレポートでは＜『メール依存症症候群』などと呼ばれるような人が存在することも伺える結果となった。＞と結んでいる。

注目なのは、「友人とのメールで、話の途中など返事が必要な状況にも関わらず、故意的に無視したことはありますか？また、どういった時に無視しますか？」という複数回答制のアンケートだ。

●「メールを無視した理由」ランキング
https://www.barks.jp/feature/?id=1000040936

「（メールを）無視した事はない」（19.6％）という意見もある一方、全体の約８割が「無視したことがある」との答え。無視した状況については「仕事中」がトップ、さらに「寝ていて」「運転中」「食事中」と続く。中には「面倒だから」（27.1％）という回答も。

そして全体の17.3％が「恋人といる時」に無視したと回答。そりゃ大切な人との時間は大切にするべき。男女で見ると、男性の19.8％、女性の14.2％が無視したことがあるという。少しだけ、男性のほうが無視する割合が高いのがわかる。つまり女性に比べて男性のほうが恋人との時間を大切に思っているということか。

さて、もうひとつ気になるのが「他の友人と遊んでいる時」という選択肢。恋人もそうだが、友人も大切。大切な人との時間は恋人でもあっても友人であっても邪魔されたくないもの。男性の16.3％、女性の25.1％が「他の友人と遊んでいる時」にメールを無視したという回答だ。こちらでは男性よりも女性のほうが、友人との時間をより大切にしているということがわかる。

では仮にあなたが男性で、カノジョにメールをする。カノジョからの返信はなく、あとで連絡したところ「友達と一緒でメール返せなかった」との返事が。でもこれ、上の結果を当てはめると、男性のあなたが思っているほどは不安に思うことではないような気がする。女性は男性と比べて友人との時間を大切にすると言えそうだからだ。

さて次にあなたが女性で、カレシにメールをする。カレシからの返事はなく、あとで問い詰めたところ「友達と一緒でメール返せなかった」との返事。

さて、上の結果を見てしまった女性のあなた、どうします？ なお、上のアンケートは、あくまで「友人とのメールで」という前提なので、恋人とのメールもそうだ、とは一概には言えませんが…。