ムック、6月29日には<アメリカン シンドローム>開催
▲5月25日、曇天。正確には「雨上がり」。 |
▲5月26日、晴天。ツアー自体も快晴! |
彼らが2月末から4月中旬にかけ、1ヵ月半以上にわたって日本を留守にし、<ROCKSTAR TASTE OF CHAOS 2008>という巨大ツアーに参戦してきたことはほぼすべての読者が把握しているはずだが、今回のツアーは言うまでもなく、そこでの経験の成果を問うものでもあった。実際、東京での計3公演を目撃した筆者は、ライヴ・パフォーマンスの端々にその影響を感じることになったし、とりあえず開演前の場内BGMで、同ツアーで彼らがロードの日々を共にしてきたアヴェンジド・セヴンフォールドやブレット・フォー・マイ・ヴァレンタイン、アトレイユの楽曲が流れていた時点で、ニヤリとさせられずにはいられなかった。
今回のツアーの具体的な内容や意義といったものについては、今後、各雑誌などでも詳しく触れられていくことになると思うので、この場では敢えてこれ以上書かずにおくが、とにかく<Rainy Rave>はムックにとって、<ROCKSTAR TASTE OF CHAOS 2008>に匹敵するくらい収穫の多いツアーだったはずだということは明言しておきたい。
そして6月、日本列島は本格的に雨のシーズンを迎えるわけだが、ムックは“イベントの嵐”に突入することになる。6月6日には北欧スウェーデンの大型野外フェス、<SWEDEN ROCK 2008>への出演も決まっているし、6月9日にはムック自身の主催による<えん4>も新木場STUDIO COASTで開催される(共演は筋肉少女帯、凛として時雨、他)。
で、さらにもうひとつ、画期的なイベントの開催が決定した。<アメリカン シンドローム>と銘打たれたこのライヴは6月29日、川崎・CLUB CITTAにて行なわれるもので、出演はムック、D'espairsRay、そしてthe Underneath。そう、改めて説明するまでもないはずだが、前述の<ROCKSTAR TASTE OF CHAOS 2008>に日本から参戦した3組が、ここ日本でもステージを共にすることになったというわけだ。実際、3組はこれに先駆けて5月4日の<hide memorial summit>でも同じステージに立っていたりもするわけだが、まさにこの<アメリカン シンドローム>こそ、本当の意味での“凱旋ライヴ”ということになるだろう。
と、いうわけで、改めてこの公演についての基本事項を記しておく。
<アメリカン シンドローム>
6月29日(日)川崎CLUB CITTA
開場17:00/開演18:00
http://clubcitta.co.jp/ticket.htm
チケットの先行発売に関しては上記のサイトを参照のこと。
さて、今回はあくまでムックの「ツアー終了報告」を兼ねてこのスペシャル・ライヴの告知をさせてもらったが、今後、イベント直前まで、各出演バンドの近況やこのライヴに向けての意気込み、さらには<ROCKSTAR TASTE OF CHAOS 2008>の秘話なども含めて、継続的にコラムを更新していく予定なのでご注目いただきたい。次回更新は……明日あたりかも。約束はせずにおくけども。
文●増田勇一
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