期待のlego big morl、史上初無料レンタル・デビュー

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ロバート・フリップがアークティック・モンキーズをプレイしたような楽曲なんだけど、メロはB'z…。

たとえば、中にはそんな曲もあるとかないとか…。いったいどんなサウンドなのか、さっぱり想像もつかないけど、つまりはあらゆる優れた音楽を貪欲に吸収しながら、既成概念にとらわれることなく取り込み融合し租借し、心地よいビートに乗せてながらもストイックな主張を重ねる、2008年最大のニューカーマーである。それがlego big morl(レゴ・ビッグ・モール)だ。

大阪堺市出身の彼らは、メンバー平均20代前半ながらも、早耳リスナーやレコード会社/音楽関係者から熱い視線を浴びる4人組ロック・バンドだ。その彼らが、楽曲を聴かせる事だけを目的に、型破りなリリース展開を行なっている。

6月11日(水)にリリースされる初のミニアルバム『Tuesday and Thursday』から、先行シングル第1弾として1曲入りCD「ワープ」を、4月22日(火)より全国のTSUTAYAにて無料レンタルをスタートさせたのだ。かつて映画の予告編DVDなどが無料レンタルされることはあったものの、音楽CDの無料レンタルは史上初の試みとなる。

さらに、先行シングル第2弾として1曲入りCD「moonwalk for a week」を別途制作、こちらは5月1日(木)から、TOWER RECORDS限定で100円でリリースするという。枚数限定なので売り切れ必至…というか、強烈な争奪戦必至。この日だけは、100円あったらマクドナルド…ではなくタワーレコードに直行ということで。

その上で、先行シングル第3弾は無料配信企画として準備中とのことだ。

これらの先行作品たちは、デビュー・ミニアルバム『Tuesday and Thursday』に収録されているものだが、発売に先駆けて、lego big morlの魅力が徐々に見えてくることになる。ギター・アンサンブルが軽やかな疾走感を生み、心にじんわり染みる歌声…メッセージが琴線をくすぐる、新人とは思えない強烈なナンバーを掲げてのデビュー作だ。例えるなら、アークティック・モンキーズと、バンプ・オブ・チキンが2008年のセンスで融合したという形容か。

2008年を騒がすことになるであろう、lego big morl。一度接してみれば、あなたのアンテナにも引っかかってくることだろう。
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