ベンチャーズがロックの殿堂入り

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ベンチャーズがロックの殿堂(ROCK AND ROLL HALL OF FAME)入りを果たした。これまで殿堂入りしていなかった事実が不思議なほどの彼らだが、バンドは3月10日にニューヨークのウォルドーフ・アストリア・ホテルで行なわれたセレモニーに出席し、ヒット曲「ウォーク・ドント・ラン」、「ハワイ・ファイヴ・オー」を演奏した。

米ビルボードのサイト(billboard.com)が当日の様子を詳しく伝えており、創立メンバーのドン・ウィルソンは「すごいね。僕らは22年前から殿堂入りする資格があったわけ。けれど、もし早くに殿堂入りしていたら、今頃は皆に忘れられてただろうね」と語っている。

ロックの殿堂に入るにはデビューから25年以上が経過していることが条件であり、今年はマドンナ、レナード・コーエン、デイヴ・クラーク・ファイヴ、ジョン・メレンキャンプとベンチャーズが新たに殿堂入りしている。

「僕らは日本では1962年にギター・ブームを起こして、その年はビートルズの倍は売れていたね」ともドンは語っている。60年代の日本で一世を風靡した『ベンチャーズ・イン・ジャパン』は数十万枚をセールスし、当時の日本で最大級の売り上げ記録だったとされる。
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