the studs、1stアルバム『and hate』特集内インタビュー
aie:ありがとうございます。
aie:4人が集まったのは仲が良いってことだけです。一流プレイヤーを集めてやるより、気の合う奴らと10年、20年、自分らが楽しくやれるバンドができればと思ったので。
大佑:僕だけ東京で、あと3人は名古屋出身で昔からの付き合いなんですけど、別のバンドをやってる頃から、よく一緒に飲んでいたんですよ。
yukino:楽器陣3人は10年以上の付き合いだから、人間性も知っていれば、どういうプレイするかもわかってますし。付き合いが長いのに相変わらず仲が良くて。ツアーを回る車中で”マジカルバナナ”やってる時あるよね?
aie:今時(笑)。8割は下ネタですけどね(笑)。なのでバンドの音楽性や方向性を改めて話し合うこともなく…あっ、1つだけありました。“ラブ禁止”なんです、僕ら。
aie:とりあえず、今のthe studsでは二人称(僕とキミ)の恋の話を歌う必要ないと思うので。満を持して、ラブソングで一発ブレイクしたいなっていう…。
一同:(笑)
aie:それは冗談ですけど、個人的に、どんなアーティストのラブソングでも感動したことがないんですよ。地球規模の大きなラブ、例えばジョン・レノンの「IMAGIN」とかは別としても。
大佑:最近はいま自分が伝えたいことをストレートに素直に余分なものを削って書いてます。どちらかというと世間や環境に対する歌が多いですね。
aie:例えば、それは喜び、悲しみ、愛しさ…いろんな気持ちがあって、それら全てに、どっかしら裏腹な憎しみもある、と。それは全ての歌詞に共通してるのかなって思うし。
大佑:“and”があることで、何かを考えるきっかけになればいいな、という想いもありますね。
大佑:誰でも、どんなに強い人でも、こういう寂しさや優しさってあると思うし。むしろ、こういう思いやりのある人が本当に強い人なのかなと。
aie:昔はちゃんとしたデモ・テープがあったんですけど、今は基本的にコード進行とメロディーだけ渡して、あとの肉付けはスタジオに入ってみんなで、っていう王道パターンです。ものの3時間くらいで1曲できる時もありますし、1ツアー回っても、やっぱ違うなって思って変えてしまう曲もあります。
aie:「虹の色」は少しメロディーが変わりましたね。「警鐘」は尺(曲の長さ)が延びた分、印象が変わった感じがするかもしれないけど、改めて見てみるとあんまないかな…。
yukino:僕が原曲を作った中で、「灼熱は零度」だけはthe studsを始める前に、aieと3ピース・バンドをやっていた時のものなんです。それも尺が変わったくらいだし。
大佑:the studsは安産型なので(笑)。
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