石川起用の妙!! 音楽ガッタス、アルバム『1st GOODSAL』リリース
フットサルチーム「ガッタスブリリャンチスH.P.」から生まれた音楽ガッタス。彼女たちの1stアルバム『1st GOODSAL』がなかなかゴキゲンだ。
●音楽ガッタス最新フォトアルバム
元モーニング娘。の吉澤ひとみと紺野あさ美、美勇伝の石川梨華、今やバラエティー番組には欠かせないカントリー娘。の里田まい、先月ハロプロエッグを卒業した是永美記、そしてハロプロエッグの真野恵里菜、能登有沙、澤田由梨、仙石みなみ、武藤水華の10名で構成される音楽ガッタス。2月10日から始まる初のコンサートツアー<ファーストコンサートツアー2008春 ~魅ザル 祝ザル GOODSAL!~>を前にリリースされるこのアルバムは、デビュー曲「鳴り始めた恋のBELL」や2ndシングル「やったろうぜ!」を含む10曲入り。
ファンならばもうご存知だろうと思うが、まず最初に取り上げないといけない曲がある。アルバム2曲目の「お先にすんずれい」だ。字面だけを見ると、何のことだかわからないので、とりあえず声に出してこのタイトルを読んでみよう。“すんずれいしましたぁ~”の、あの“すんずれい”だ。何とも“全員集合”したくなるようなタイトル。楽曲もタイトルに負けないくらいにノリのよい、楽しいポップチューンとなっている(ファンならば吉澤がノリノリでレコーディングしていそうな雰囲気が容易に想像できるかもしれない…)。
こんなある種の “面白ソング” もあるものの、アルバム全体を通して感じるのは、“音楽ガッタスの根底にはファンクがある?” ということ。
もちろんアルバムには「心の谷間」や「恋占い通りにはならないわ」などなど、バラード曲も収録されており、バラエティーに富んだ内容となっている。さらに、全員が歌うのではなく、吉澤と里田のデュエット、能登と真野のデュエット、石川と紺野、そして仙石と澤田という4人の組み合わせや吉澤、石川、里田、紺野という年長組、逆にエッグ(+是永)の歌う曲などがあり、それぞれに楽しめる(なお、今回は吉澤と石川のデュエットはない)。
だがしかし、特にアップテンポの楽曲に関しては、ファンク寄りなアプローチがなされている楽曲が多いといえる。そしてヴォーカルもこれに合わせて、可愛くというよりもカッコイイ感じに仕上がっている。そんなヴォーカルで特筆すべきは、石川梨華。今回のアルバムでは、彼女を女の情感が必要とされるパートに比較的多く起用している。そして彼女の声質とフレーズに込められた想いが相乗効果によって、楽曲の最もドラマティックな部分を魅力的に引き立てている。このあたりの石川の、まさにドンピシャともいえる起用は、プロデューサーのつんく♂ゆえにできたものなのかもしれない。
ファンそれぞれに聴き方、楽しみ方があるだろう。お気に入りのメンバーの声を追うもよし、年長組とエッグのヴォーカルを聞き比べてみるもよし。ただ、BARKS的オススメは、上記より石川のヴォーカルと起用されている個所、フレーズに注目して聴いてみるというもの。石川起用の妙に気づくと、“さすがつんく♂” と、思わずニヤリとしてしまうはずだ。
●音楽ガッタスフォトアルバム一覧
●『1st GOODSAL』ほか、音楽ガッタスのCD情報
●番組収録の裏側やイベントレポートも!! 音楽ガッタス関連記事
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ファンならばもうご存知だろうと思うが、まず最初に取り上げないといけない曲がある。アルバム2曲目の「お先にすんずれい」だ。字面だけを見ると、何のことだかわからないので、とりあえず声に出してこのタイトルを読んでみよう。“すんずれいしましたぁ~”の、あの“すんずれい”だ。何とも“全員集合”したくなるようなタイトル。楽曲もタイトルに負けないくらいにノリのよい、楽しいポップチューンとなっている(ファンならば吉澤がノリノリでレコーディングしていそうな雰囲気が容易に想像できるかもしれない…)。
こんなある種の “面白ソング” もあるものの、アルバム全体を通して感じるのは、“音楽ガッタスの根底にはファンクがある?” ということ。
もちろんアルバムには「心の谷間」や「恋占い通りにはならないわ」などなど、バラード曲も収録されており、バラエティーに富んだ内容となっている。さらに、全員が歌うのではなく、吉澤と里田のデュエット、能登と真野のデュエット、石川と紺野、そして仙石と澤田という4人の組み合わせや吉澤、石川、里田、紺野という年長組、逆にエッグ(+是永)の歌う曲などがあり、それぞれに楽しめる(なお、今回は吉澤と石川のデュエットはない)。
だがしかし、特にアップテンポの楽曲に関しては、ファンク寄りなアプローチがなされている楽曲が多いといえる。そしてヴォーカルもこれに合わせて、可愛くというよりもカッコイイ感じに仕上がっている。そんなヴォーカルで特筆すべきは、石川梨華。今回のアルバムでは、彼女を女の情感が必要とされるパートに比較的多く起用している。そして彼女の声質とフレーズに込められた想いが相乗効果によって、楽曲の最もドラマティックな部分を魅力的に引き立てている。このあたりの石川の、まさにドンピシャともいえる起用は、プロデューサーのつんく♂ゆえにできたものなのかもしれない。
ファンそれぞれに聴き方、楽しみ方があるだろう。お気に入りのメンバーの声を追うもよし、年長組とエッグのヴォーカルを聞き比べてみるもよし。ただ、BARKS的オススメは、上記より石川のヴォーカルと起用されている個所、フレーズに注目して聴いてみるというもの。石川起用の妙に気づくと、“さすがつんく♂” と、思わずニヤリとしてしまうはずだ。
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