ビリー・ジョエル、遂に始動か!?

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ビリー・ジョエルの最新シングル「Christmas in Fallujah」が、2007年12月4日に米iTunesで発表された。これはテロリストと戦う若き兵士の任務と虚無感を歌った内容をもつ、イラク戦争への反戦歌になっている。

とはいえ、実は、この曲にはピアノが入っていないだけではなく、ビリー・ジョエルのボーカルも入っていない。その代わり、彼が住むロングアイランド出身の21歳のシンガー・ソングライター、キャス・ディロンが歌を歌っているのだ。

ビリーは、戦争で荒廃した国で、彼の曲を聴いて慰められているという兵士たちからの手紙を受け取り、それを基にこの曲を書いたという。

「曲を書いた時のイメージは58才の自分の声では無く、実際に戦地に身を置いている若い兵士と同年代の声だった。だから、ぼくはこの曲を、兵士たちと同じぐらいの年の若者に歌ってほしいと思ったんだ」とビリー・ジョエルは語っている。この曲の売上は、Homes for Our Troopsという非営利団体に寄付されるとのこと(※Homes for Our Troops:イラクおよびアフガニスタンから帰還した重度の障害を負った兵士のための住宅を建てる団体)。

ビリー・ジョエルとキャス・ディロンは、12月1日にシカゴのステージでこの歌を初デュエットしたようだが、この曲を機に、ビリー・ジョエルの活動が再燃する可能性も高まりそうだ。最近のRolling Stoneのインタビューでは「湧き上がってくるものについては止めることはできないだろう」とニューアルバムに関しての可能性を示唆するかの発言をしている。

新たな動きに注力していたいところだ。
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