樹海、2ndアルバム『harvest』インタビュー
出羽良彰(以下、出羽):前回1stアルバムの時も、複数のサウンド・プロデューサーと作業をやらせてもらい、いろいろ勉強させてもらったんです。今回も“1つのサウンド・カラーにまとまりすぎるのがイヤ”というか。プロデューサーなりのやり方…“この人はブラス(管楽器)アレンジはどうするんだろう?”とか、その現場を見てみたかったですね。歌に関するディレクションなども、人それぞれで違いましたしね。そういう面でも勉強になりました。本間さんの場合は、“現場の雰囲気が第一”って感じで、デモをかっちり構築するタイプではなくて、興味深かったです。楽曲とは直接関係のない話もめっちゃするし(笑)。みんなで、まずひとつになってからレコーディングするという…。
出羽:そうですね。
出羽:そうですね(苦笑)。そこは学ばんと。今回、参加してくれた渡辺善太郎さん(サウンド・プロデューサー)は、デモを構築して“これと同じように!”って言うタイプなんですけど、現場の雰囲気はイイんです。独特のしゃべり方があるし。僕には、まだそれがない。
出羽:そうですね。それがプラスアルファになってるんでしょうね。中村太知さんも2曲参加してもらっていますが、中村さんがやると、より曲がポップになる感じがする。
出羽:そうですね。「R★S(ローリングスター)」に入っているフルートの音なんかも、デモには入っているんですけど、音の“鳴り”というか“感じ”は、作る人によって違ってきますね。
出羽:はい。その曲はいちばんレコーディングが早かったですね。現場の雰囲気がすごく良かった。