カニエ・ウェスト、母の遺志を尊重しツアーを続行

週末（11月17日）に行なわれたパリ公演で、亡き母に曲を捧げようとしステージで泣き崩れてしまったカニエ・ウェスト。最愛の母を亡くし悲しみに打ちひしがれるウェストだが、生前の母の言葉を尊重し、予定通りツアーを続けるようだ。

ウェストは日曜日（18日）のブルッセル公演で、オーディエンスを前にこう話したという。「母は何よりも（僕の）ショウを見に来るのが好きだった。そして、どのファンより大きな叫び声を上げてた。彼女は僕の１人目のファンだった」「母なら“世界を制服しなさい。そしてNo.１になるのよ。そうなりなさいって教えた通りにね”って言うと思う」

彼はこの週末の２公演を終えた後、葬儀のため帰国。火曜日（20日）に母の故郷オクラホマ・シティで開かれた葬儀には、ウェストの友人であるジェイ・Zやビヨンセらが出席。アニタ・ベイカーやジョン・レジェンドが追悼パフォーマンスを行なったという。

ウェストの母は11月10日、整形手術の後亡くなった。死因は検死の結果を待っているところで、まだ判明していない。

ウェストは木曜日（22日）のロンドンO2アリーナを皮切りに、UKツアーをスタートする。

Ako Suzuki, London