人類滅亡の危機!! 治療法のない病気から人類を守るプロジェクト

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人類滅亡。これはSF映画や空想の世界の出来事だけではなく、実際に起こりうる事態となっている。人類が滅亡に追い込まれるケースとしては、想像できるだけで以下のものが挙げられる。

I.  戦争
II. 災害、天変地異
III. 致死性の伝染病など

さて、何だかテレビの番組改編の時期に行なわれる特番のような始まり方をしてしまったが、今回はデジモノと人類滅亡に追い込まれるケースIIIの致死性の伝染病について。

「デング熱」や「ウエストナイル脳炎」という病気を聞いたことがあるだろうか。蚊が媒介するウイルスによって引き起こされるこれらの病気は、世界中の熱帯および亜熱帯地域全体に蔓延している。症状は発熱や頭痛などがまず起こり、その後、胸部から四肢、顔面にまで発疹が広がる。通常は一週間程度で回復するのだが、ひどい場合は死に至ることもある。

そして、「デング熱」「ウエストナイル脳炎」は、いまだに効果的なワクチンが開発されていない。

このような疾患は、現在、先進国でも発展途上国でも大きな問題になっている。研究者らは、有効な抗ウィルス剤を発見するためにコンピュータを用いて様々な演算を行なっている。しかし、必要な演算をすべて完了させるには、約5万年コンピューターを稼働させ続けなければならないという。
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