スラッシュ、ガンズの再結成を断わる

ポスト
先月、ガンズ・アンド・ローゼズのデビュー・アルバム『Appetite For Destruction』のリリース20周年を記念し開かれたイベントで、アクセル・ローズを除いたガンズ・アンド・ローゼズのオリジナル・メンバーがリユニオンするのではないかと期待されたが、スラッシュは会場に姿を見せたものの、ステージでの共演は断わったそうだ。

7月28日にLAのクラブKey Clubで行なわれたイベントに先立ち、ドラマーのスティーヴン・アドラーは、オリジナル・メンバーによるパフォーマンスが実現するかもとほのめかしていた。しかし「自分にとってガンズは過去のもの」と明言するスラッシュは、いくら親しくしているとはいえ、あり得そうもないリユニオンについて繰り返し発言するアドラーに黙って従うことはできなかったそうだ。

dotmusicによると、彼はこう話したという。「スティーヴンは興奮しやすいたちなんだ。良かれと思って言ってることが多い。でも、リユニオンがあるとか言っただろ。俺やダフ(・マッケイガン/ベース)、イジー(・ストラドリン/ギター)、それにアクセルも現れるかもしれないとかさ。そのおかげで、またガンズ・アンド・ローゼズ(再結成)の噂に火がついた。(Key Clubでの)ギグについて、世界中から電話やメールをもらったよ。イベントには行った。でもプレイはしたくなかった。だって、これ以上(ガンズ再結成の噂を)煽り立てたくなかったからな」

スラッシュが、ガンズ・アンド・ローゼズと距離を置こうとするのには理由がある。彼がガンズに戻るかもしれないとの噂が立ち始めたとき、ヴェルヴェット・リヴォルヴァーのバンド・メイトが本気で心配したのだそうだ。ヴェルヴェット・リヴォルヴァーの作品に満足し彼らとの関係を大切にしたいスラッシュにとって、トラブルの元には近づきたくないのだろう。

Ako Suzuki, London
この記事をポスト

この記事の関連情報