クラウザーさん、再び降臨!レポート/その2

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4月27日~29日の3日間に渡り、タワーレコード渋谷店にて開催された『デトロイト・メタル・シティ』(以下『D.M.C』)第3巻発売記念イベント。総勢40組のアーティストらが参加した<魔界のTシャツ展「サタニック・コラボ・コレクション」>の模様は前回のニュース「その1」でお伝えしたので、今回は本イベントのクライマックス「DMCウルトラクイズ」の模様をレポート。

我こそは地球一のD.M.Cファンだという約100人の猛者たちが集結した会場内は、異様な熱気に満ちていた。そこへ「ご来場のごぼう男とメス豚の皆様~」というアナウンスが流れると、早くも昇天寸前の歓喜の雄叫びが上がる。そしてクラウザーさんの生誕地、犬飼行きの切符を巡る壮絶なバトルロイヤルの幕が開けた。

「犬飼へ行きたいかー!」「ウォーッ!」というコール&レスポンスに続き、「ゴートゥDMC!」コールが起こるなか“犬飼のアル・パチーノ”こと『D.M.C』の作者、若杉公徳氏がお馴染みの純白のスーツ姿で金髪美女をはべらせ、しかもその後ろにD.M.CのメンバーとドS社長を従えて登場。クラウザーさんは意外に小柄ながら、眼光は目が合っただけでもレ○プされそうな鋭さだ。筆者も思わず「犯られる…っ」と思った瞬間に手がビショ濡れになってしまったほどだった。

「DMCウルトラクイズ」1stステージは、二者択一の○×式。「ジャック・イルダークと対バンすることになった根岸くんが、センションしようとした曲は“イッツ・ア・スモール・ワールド”である」「若杉氏が打ち合わせのサイゼリアでよく注文するのは、ハヤシターメリックライスである」「ジャック・イルダークが出版した本の名前は『真実の帝王』である」「『D.M.C』第1巻のISBNコードは4592143515である」など、知識だけでなく運までをも試される難問が続々と出題され、勝ち残った8組が2ndステージへ。

さわやかな若い男女のカップル、見るからにD.M.Cファンという女の子のコンビ、自らを豚男とその飼い主と名乗る男女ペア、楚々としたOLさんペアなど、ルックス的にもつわものたちが揃った2ndステージは、クラウザーさんの神業にちなんだ(?)競技をし、勝者がクイズの回答権を得られるというもの。そこで回答権を得た若いカップルに司会者が「二人の関係は?」と訊ねると
彼氏「(彼女を指して)メス豚です」
彼女「(彼の)ケースです」(←D.M.C読者なら分かりますよね?)
と、さすが天晴れな受け答え。そしてさらに3rdステージでは、この世の毒という毒がこの場所から噴出しているのではないかと思えるほどのディス合戦で場内を沸かせた。

この壮絶な戦いを制したのは、「会社の先輩に勝手に応募されてしまって仕方なく…」と参加の動機を訥々と語ったOLペア。「本当は会社で一番下ネタ好きなクセに、澄ました顔してんじゃねーよ!」という同僚の化けの皮を剥ぎ取った一言で圧勝した二人には、特別ゲストとしてライヴも披露したロック・フジヤマ・バンド(マーティ・フリードマン、ROLLY、鮎貝健、SHELLY)から犬飼行きの切符(東京―犬飼の鉄道往復鈍行券)が手渡された。

約2時間半に及んだ「DMCウルトラクイズ」終了後に行なわれた記者会見にて、若杉氏は「キャラの濃い人たちばかりで、面白かったです。とくに、優勝した二人は根岸(主人公)とかぶって、好きですね」とイベントの感想を語った。

『デトロイト・メタル・シティ』第4巻は、今秋に発売が予定されている。

■「DMCウルトラクイズ」レポート(写真編) https://www.barks.jp/feature/?id=1000031385
■オフィシャル・サイト http://www.younganimal.com/dmc/
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