くるり、京都で野外フェスを開催! 他のフェスとはここが違う

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昨年リリースした初のベスト・アルバムが話題となった一方、今年の1月にギターの大村達身が脱退し、サポート・ドラマーを迎えて新曲のレコーディングを行なっていたくるり。そんな彼らが、9月23日に地元の京都で野外フェスティバルを開催することが決定した。

野外フェスといえば、いまや日本全土で定着し始めている音楽文化となっているが、彼らが今回開催する野外フェスは、他とはちょっと違う。何が違うかというと、主要ターミナル(京都駅)から徒歩圏内の場所で開催するということだ。広くて爆音を出せるということなどを考慮して、駅からかなり遠い場所で開催される野外フェスが多い中、主要ターミナルから徒歩圏内で開催されるのは全国でも類をみない。ましてや、京都市内で数万人規模の野外フェスを開催するのは、初の試みとなる。

近年、くるりの岸田繁(Vo&G)は、発起人スタッフの一人として、京都の学生とともに<みやこ音楽祭>というイベントを開催してきた。このイベントは、特有の文化を持つ京都の音楽シーンを活性化させることを目的とし、昨年は過去最大規模に発展した。さらに、関東圏にまで進出することに成功している。

そんな中、京都で新しい音楽の楽しみ方を提案したいと考えていたくるりと、京都を発信源として、未来の歴史の扉を開く新しい文化を、京都から全世界へ発信したいと考えていた京都市側の考えが結びつき、大型野外フェスティバルの開催が決定したという。

毎年の開催を前提にしたこの音楽野外フェスティバルには、海外からのアーティストも出演が予定されているほか、参加者には『都市緑化』を通じて来場者に自然(花・緑)の大切さを知ってもらう試みなども予定されている。詳細は、随時オフィシャル・サイトにて発表される。

また、彼らは5月30日にニュー・シングル「JUBILEE」をリリースし、6月27日には通算7作目となるオリジナル・アルバムをリリースする。アルバムリリース後には、7月15日の戸田市文化会館を皮切りに、初の全国ホールツアーを行なう。ツアーの詳細は、オフィシャル・サイトをチェックしよう。

今年は世界的な歴史や文化が溢れる古都、京都で開催されるこの野外フェスに、注目が集まりそうだ。

<くるり 野外フェスティバル>
日程:2007年9月23日(日)
会場:京都梅小路公園・芝生広場

くるり on WEB(オフィシャル・サイト)
http://www.quruli.net
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