アリス九號.、ファンの粋な演出に感動したツアー・ファイナル
ヴィジュアル系への関心と人気が急速に高まってきている昨今、the GazettEや雅-miyavi-らと並んで注目を集めているアリス九號.。美しさと激しさが共存する彼らの音楽は、シンプルなようで奥の深さを感じさせる魅力を持っている。
そんな彼らが、最新シングル「JEWELS」を引っさげて、3月24日から全国ツアー<alicenine. tour 2007 BLACK JEWEL&WHITE ROSE>を行なった。今ツアーのファイナルには、彼らにとって初の野外となる日比谷野外大音楽堂が控えていた。ホールでのライヴと比べて音響が不安定になる野音は、バンドの力量が試される場所でもある。大掛かりなセットや演出もできないため、自分たちのライヴ・パフォーマンスだけで観客を満足させなければならないのだ。彼らがどんなパフォーマンスで勝負するのか、期待を胸に足を運んだ4月21日のファイナル公演は、メンバーとファンが一体となって素晴らしい空間を作り上げた。
大きな歓声に包まれながら登場したメンバーの顔は、これから会場に集まったファン全員を自分達のパフォーマンスだけで満足させなければならないという思いからか、一段と引き締まって見えた。それは、プレッシャーで顔がこわばっているというわけではなく、むしろそのプレッシャーを楽しみながら、満足のいくライヴをやろうという意気込みを感じさせる表情だ。
“13!”と将(Vo)が叫び、「13」でスタートしたライヴは、「RED CARPET GOING ON」「ブループラネット」と続き、5曲目の「H.A.N.A.B.I.」までアグレッシブでスピード感あるナンバーで畳み掛ける。あたりが薄暗くなり、“そろそろムーディーな大人の時間になってきたな”と将が色っぽく言うと、沙我(B)がステージ中央の前方に出てきて、自分のベースを舐めるというセクシーなパフォーマンスを披露。悩ましいほどのベース音が響く中「ハイカラなる輪舞曲」へ。その後も「ROSARIO」「JEWELS」など、聴かせるナンバーで高ぶらせ、さらには、6月6日にリリースされる新曲「WHITE PRAYER」まで披露してファンを魅了した。
ライヴ中は、メンバー同士が頻繁にアイコンタクトをとりながら、細かく刻むヒロトのギターと虎のバッキングに合わせて、沙我とNao(Dr)が重みあるリズムを刻んでいく。途中、誰かが先走っても、焦ることなく調子を整えていくメンバーたちの姿は、実に頼もしく思えた。
「DEAD SCHOOL SCREAMING」を演奏後、将が空を見上げながら残念そうに“星、見えねーなー”というと、客席のファン達が一斉にペンライトを付け出し、会場は瞬く間にプラネタリウムのような風景に。そんなファンの粋な計らいに、“すごいキレイ”と将もうれしそうな顔を浮かべた。そして、“ライヴでテンションが上がり過ぎたときに言う言葉として友達から伝授されたんだけど、いつも恥ずかしくて言えなかった言葉を言っちゃいます!”と、少し照れながら“お前ら一緒に、星になろーぜ!”と叫び、そのまま「平成十七年七月七日」へ。本編ラストは「ヴェルヴェット」を演奏し、厚みあるサウンドと迫力あるプレイで締めた。
アンコールでは、演奏中にメンバーがステージを降りてファンの目の前で演奏するという場面もあり、会場は大興奮で盛り上がった。そしてMCでは、将の寝言の話題になり、“俺が部屋で何か言ってると思って母親がドアを開けたら、俺が寝言で「ここ、禁煙です」って言っていたらしい”という将の話に、ファンもメンバーも大爆笑。ライヴの前日、緊張で眠れなかったというメンバーたちも、アンコールでは柔らかい表情を見せていた。
今ツアーは、今月の28日に控えているNHKホールでの追加公演で本当のラストを迎えるが、早くも7月には、東京国際フォーラム・ホールAをファイナルに控えた全国ツアーが決定している。会場が大きくなっても、ファンと一緒にライヴを作り上げようという彼らの想いは、ずっと変わらないだろう。
そんな彼らが、最新シングル「JEWELS」を引っさげて、3月24日から全国ツアー<alicenine. tour 2007 BLACK JEWEL&WHITE ROSE>を行なった。今ツアーのファイナルには、彼らにとって初の野外となる日比谷野外大音楽堂が控えていた。ホールでのライヴと比べて音響が不安定になる野音は、バンドの力量が試される場所でもある。大掛かりなセットや演出もできないため、自分たちのライヴ・パフォーマンスだけで観客を満足させなければならないのだ。彼らがどんなパフォーマンスで勝負するのか、期待を胸に足を運んだ4月21日のファイナル公演は、メンバーとファンが一体となって素晴らしい空間を作り上げた。
大きな歓声に包まれながら登場したメンバーの顔は、これから会場に集まったファン全員を自分達のパフォーマンスだけで満足させなければならないという思いからか、一段と引き締まって見えた。それは、プレッシャーで顔がこわばっているというわけではなく、むしろそのプレッシャーを楽しみながら、満足のいくライヴをやろうという意気込みを感じさせる表情だ。
“13!”と将(Vo)が叫び、「13」でスタートしたライヴは、「RED CARPET GOING ON」「ブループラネット」と続き、5曲目の「H.A.N.A.B.I.」までアグレッシブでスピード感あるナンバーで畳み掛ける。あたりが薄暗くなり、“そろそろムーディーな大人の時間になってきたな”と将が色っぽく言うと、沙我(B)がステージ中央の前方に出てきて、自分のベースを舐めるというセクシーなパフォーマンスを披露。悩ましいほどのベース音が響く中「ハイカラなる輪舞曲」へ。その後も「ROSARIO」「JEWELS」など、聴かせるナンバーで高ぶらせ、さらには、6月6日にリリースされる新曲「WHITE PRAYER」まで披露してファンを魅了した。
ライヴ中は、メンバー同士が頻繁にアイコンタクトをとりながら、細かく刻むヒロトのギターと虎のバッキングに合わせて、沙我とNao(Dr)が重みあるリズムを刻んでいく。途中、誰かが先走っても、焦ることなく調子を整えていくメンバーたちの姿は、実に頼もしく思えた。
「DEAD SCHOOL SCREAMING」を演奏後、将が空を見上げながら残念そうに“星、見えねーなー”というと、客席のファン達が一斉にペンライトを付け出し、会場は瞬く間にプラネタリウムのような風景に。そんなファンの粋な計らいに、“すごいキレイ”と将もうれしそうな顔を浮かべた。そして、“ライヴでテンションが上がり過ぎたときに言う言葉として友達から伝授されたんだけど、いつも恥ずかしくて言えなかった言葉を言っちゃいます!”と、少し照れながら“お前ら一緒に、星になろーぜ!”と叫び、そのまま「平成十七年七月七日」へ。本編ラストは「ヴェルヴェット」を演奏し、厚みあるサウンドと迫力あるプレイで締めた。
アンコールでは、演奏中にメンバーがステージを降りてファンの目の前で演奏するという場面もあり、会場は大興奮で盛り上がった。そしてMCでは、将の寝言の話題になり、“俺が部屋で何か言ってると思って母親がドアを開けたら、俺が寝言で「ここ、禁煙です」って言っていたらしい”という将の話に、ファンもメンバーも大爆笑。ライヴの前日、緊張で眠れなかったというメンバーたちも、アンコールでは柔らかい表情を見せていた。
今ツアーは、今月の28日に控えているNHKホールでの追加公演で本当のラストを迎えるが、早くも7月には、東京国際フォーラム・ホールAをファイナルに控えた全国ツアーが決定している。会場が大きくなっても、ファンと一緒にライヴを作り上げようという彼らの想いは、ずっと変わらないだろう。
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