一番使いやすい辞書機能はどれ?───ポータルサイトの辞書機能を試してみる(前編)
私の記憶が確かならば、今ある主要ポータルサイトの中で、一番早く「辞書」機能を備えたのはgooだったと思う。その後にYahoo! JAPANとexciteが同じくらいのタイミングだったか。というわけで、単語の意味を調べたい場合、私は昔からの癖でgooを使ってしまう。
しかし、だ。今、主なポータルサイトは辞書機能を搭載している。では、
“どこが一番使いやすいのだろうか?”
というわけで早速比べてみた。取り上げたサイトは、Yahoo! JAPAN、goo、Excite、livedoor、MSN。比較したキーワードは「Rock」「フィッシング」「カベルネ」の3つ。「Rock」では、BARKSらしく「ロックンロール」の意味に早くたどり着けるかと、見易さや使い勝手について検証した。「フィッシング」は魚釣りではなく「フィッシング詐欺」を想定。「Fishing」ではなく「Phishing」を表示できるかということから、新語に対応しているかどうかを調べている。「カベルネ」は、今、私が飲んでいる「カベルネ・ソーヴィニヨン」。つまりワインだ。しかし、これを普通に「カベルネ」と入力するのではなく、間違えて「カペルネ」と入力。つまり、スペルミスした単語から本来の意味にたどり着けるかを探った。
■辞書検索を始める前に
まずはどこに「辞書」があるかを確認しよう。とはいっても、すべてTOPの検索ウィンドウ周りに切り替えタブやボタンが配置されている。ここではあまり差はつかない。ちなみにYahoo! JAPANでは検索ウィンドウ上の「ブログ」の右隣りが「辞書」だ(画像下)。■「Rock」の検索
では、辞書機能で「Rock」を検索しよう。検索時の使い勝手についてはYahoo! JAPANが少しだけよい。検索ウィンドウに調べたい単語を入力して、「辞書」のタブに切り替えるだけで勝手に検索がスタートする。ほかのサイトでは、切り替えた後に検索ボタンを押さなければならない。
今回は、実際に辞書で調べものをする際にどうやって使うかを第一に考えたので、余計な操作は行なわないことにした。つまり「前方一致」などの詳細な検索機能はデフォルトのまま。さらに、TOPから「すべての辞書」での検索が行なえるならすべての辞書に、livedoorとExciteはTOPからの辞書検索に「すべての辞書」の項目がないため、英和辞書を選んでいる(livedoorは辞書のページに飛べば「すべての辞書」を選択可能)。
Yahoo! JAPAN、goo、MSNの場合
検索結果のページを見てみよう。表示方法は大きく3つに分かれる。「すべての辞書」での検索が可能なYahoo! JAPAN、goo、MSN(画像右)は、英和辞書での「rock」と、国語辞典の「ロック」、そしてこれに関する単語が簡単な意味とともに表示される。このページである程度の“当たり”をつけて、詳細情報を表示させれば単語の意味にも比較的簡単にたどり着けるだろう。ただ、いずれも上位候補数件の表示で、検索結果全件を表示させるにはもう1クリックが必要となる。
さらにgooだけは、一瞥して上位候補数件以外の候補を表示させるリンクがないように思える。上位候補だけでたいていは事足りるので必要ないと言ってしまえばそれまでなのだが、もしかしたら全件表示したいという人がいるかもしれない。これはユーザーによって判断は分かれるところだ。
しかし、だ。今、主なポータルサイトは辞書機能を搭載している。では、
“どこが一番使いやすいのだろうか?”
というわけで早速比べてみた。取り上げたサイトは、Yahoo! JAPAN、goo、Excite、livedoor、MSN。比較したキーワードは「Rock」「フィッシング」「カベルネ」の3つ。「Rock」では、BARKSらしく「ロックンロール」の意味に早くたどり着けるかと、見易さや使い勝手について検証した。「フィッシング」は魚釣りではなく「フィッシング詐欺」を想定。「Fishing」ではなく「Phishing」を表示できるかということから、新語に対応しているかどうかを調べている。「カベルネ」は、今、私が飲んでいる「カベルネ・ソーヴィニヨン」。つまりワインだ。しかし、これを普通に「カベルネ」と入力するのではなく、間違えて「カペルネ」と入力。つまり、スペルミスした単語から本来の意味にたどり着けるかを探った。
■辞書検索を始める前に
まずはどこに「辞書」があるかを確認しよう。とはいっても、すべてTOPの検索ウィンドウ周りに切り替えタブやボタンが配置されている。ここではあまり差はつかない。ちなみにYahoo! JAPANでは検索ウィンドウ上の「ブログ」の右隣りが「辞書」だ(画像下)。■「Rock」の検索
では、辞書機能で「Rock」を検索しよう。検索時の使い勝手についてはYahoo! JAPANが少しだけよい。検索ウィンドウに調べたい単語を入力して、「辞書」のタブに切り替えるだけで勝手に検索がスタートする。ほかのサイトでは、切り替えた後に検索ボタンを押さなければならない。
今回は、実際に辞書で調べものをする際にどうやって使うかを第一に考えたので、余計な操作は行なわないことにした。つまり「前方一致」などの詳細な検索機能はデフォルトのまま。さらに、TOPから「すべての辞書」での検索が行なえるならすべての辞書に、livedoorとExciteはTOPからの辞書検索に「すべての辞書」の項目がないため、英和辞書を選んでいる(livedoorは辞書のページに飛べば「すべての辞書」を選択可能)。
Yahoo! JAPAN、goo、MSNの場合
検索結果のページを見てみよう。表示方法は大きく3つに分かれる。「すべての辞書」での検索が可能なYahoo! JAPAN、goo、MSN(画像右)は、英和辞書での「rock」と、国語辞典の「ロック」、そしてこれに関する単語が簡単な意味とともに表示される。このページである程度の“当たり”をつけて、詳細情報を表示させれば単語の意味にも比較的簡単にたどり着けるだろう。ただ、いずれも上位候補数件の表示で、検索結果全件を表示させるにはもう1クリックが必要となる。
さらにgooだけは、一瞥して上位候補数件以外の候補を表示させるリンクがないように思える。上位候補だけでたいていは事足りるので必要ないと言ってしまえばそれまでなのだが、もしかしたら全件表示したいという人がいるかもしれない。これはユーザーによって判断は分かれるところだ。
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