吉井和哉、マキモンほか、早稲田大学学園祭<UBC jam vol.20>レポート
11月4日、早稲田大学の学園祭<早稲田祭>にて、第20回目となるライヴ・イベント<UBC jam vol.20>が開催された。最大8,000人を動員するこのイベントは入場無料で、これまでにもレベッカ、プリンセスプリンセス、ASIAN KUNG-FU GENERATION、椿屋四重奏など、多くの有名アーティストたちが出演している。
今年のトップ・バッターはDJ TASAKA。“まさか、DJ TASAKA、もう朝か、盛り上がってますか~”と韻を踏んだSEのコールに乗って登場すると、鮮やかなテクニックでアゲアゲのトラックをガンガンつないでいく。そして後半からは盟友、アルファの面々も登場し、アグレッシヴなラップの掛け合いで会場を揺らした。
続いては、濃紺のワンピース姿というガーリーな出で立ちの小島麻由美。客席から“かわいぃ~”と声が掛かると少し照れたような微笑を浮かべる場面もありつつ、独特の張りのある歌声は堂々としていて、ノスタルジックな旋律の上で踊るように響いていた。
<マキシマム ザ ホルモン、ハイレベルなパフォーマンスを見せ付ける>
そして午後5時過ぎ。マキシマム ザ ホルモンのサウンドチェックが始まると、それだけで大歓声が起こる。場内の8割を占めていたのではないかというマキモンTシャツを着たオーディエンスが客席前方に押し寄せ、後ろに下がるように何度も場内アナウンスが入った。
そんな凄まじい期待感が最高潮に達した頃、ついにライヴがスタート! が、1曲目が終わるや「大変危険な状態です!」とまたも場内アナウンス。そこですかさずナヲ(Dr)が「お前ら暴徒かぁ! 誰も祭りでケガしたくないよね?」と呼びかけるも、瞬殺のキラー・チューン「包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ 」でモッシュの嵐。再び「全員ケガしないで、死人出さずに楽しむのもロックなんですよ!」と諭した後で、「恋の街、八王子からタンポポの綿毛につかまってやって来ました」とファンシーな自己紹介で和ませた。一方、ダイスケはん(Vo)は、楽屋に配られたケータリングのお好み焼きのフタに「ブタ」と書いてあり「マキシマム ザ ホルモンって書くのが面倒くさいから“ブタ”って省略されたのかと思いました」と自虐ギャグで笑いをとったかと思えば「捨て身でかかってこいやーっ!」とオーディエンスを煽り、「ロッキンポ殺し」「恋のスウィート糞メリケン」とたたみ掛ける。
そしてマキモンのライヴではお馴染み、ナヲのレクチャーでステージと客席が一体化する“メンカタ、コッテリ、ヤッター!”へ。この日は「警備の人も今だけは参加してください! ちょっと、そこのメガネ!」と名指しにされた警備員も巻き込んで、会場を埋め尽くした8,000人で唱和。圧巻の一体感を作り上げ、ラストは「恋のメガラバ」で完全燃焼。ハイレベルな演奏とライヴ・パフォーマンスをたっぷりと見せ付けた。
<吉井和哉、瞬発力の高いステージングとサービス精神で魅了>
トリを飾ったのは、イエローモンキー時代から数えて約11年ぶりの学園祭出演となる吉井和哉。夏フェス出演時には、黒髪で黒い細身のスーツに身を包んでいたけれども、この日は数日前に染めたという金髪に、白いパンツ+赤いTシャツ+金色のシャツという、吉井和哉以外誰も似合うまいという出で立ち。しかもアイメイクをバッチリとキメ、ギラギラとした存在感を放ちまくっている。
「人それぞれのマイウェイ」「LIVING TIME」「HOLD ME TIGHT」と、最新アルバム『39108』の楽曲を続けざまに披露すると、青いハンカチをポケットから取り出して汗を拭い「ロック界のハンカチ王子、吉井和哉です。今日は本気で最高の学祭にしたいと思います。よろしく」と挨拶。そして、夏フェスでもひときわ熱い盛り上がりを見せた「WEEKENDER」では“今年一番の学祭になりそうです”と歌詞を変え、饒舌なMCだけでなく瞬発力の高いステージングとサービス精神で会場を沸かせた。また、「こんな中卒を見に来てくれて、どうもありがとう。学生さんも多いと思うので、中卒なりの考えをアコースティックで聴いてもらおうと思います」という言葉の後に「TALI」を演奏。間奏部分で「この世界に愛と平和を!」と叫んだ姿は、内燃する感情を昇華させているようでもあった。
ライヴ終盤にはイエローモンキーの「バラ色の日々」と「LOVE LOVE SHOW」も披露され、凄まじい盛り上がりの中で本編が終了。程なくして起こったアンコールに応えてステージに登場すると「人生にはいろんな卒業があります。学生の皆さんも、卒業するときに思い出してください」と語り、自らの生き様を噛み締めるような面持ちで、静かだけれども力強く「BELIEVE」を歌い上げた。
※後日追加のライヴ写真がアップされますので、このページを小まめにチェック!
今年のトップ・バッターはDJ TASAKA。“まさか、DJ TASAKA、もう朝か、盛り上がってますか~”と韻を踏んだSEのコールに乗って登場すると、鮮やかなテクニックでアゲアゲのトラックをガンガンつないでいく。そして後半からは盟友、アルファの面々も登場し、アグレッシヴなラップの掛け合いで会場を揺らした。
続いては、濃紺のワンピース姿というガーリーな出で立ちの小島麻由美。客席から“かわいぃ~”と声が掛かると少し照れたような微笑を浮かべる場面もありつつ、独特の張りのある歌声は堂々としていて、ノスタルジックな旋律の上で踊るように響いていた。
<マキシマム ザ ホルモン、ハイレベルなパフォーマンスを見せ付ける>
そして午後5時過ぎ。マキシマム ザ ホルモンのサウンドチェックが始まると、それだけで大歓声が起こる。場内の8割を占めていたのではないかというマキモンTシャツを着たオーディエンスが客席前方に押し寄せ、後ろに下がるように何度も場内アナウンスが入った。
そんな凄まじい期待感が最高潮に達した頃、ついにライヴがスタート! が、1曲目が終わるや「大変危険な状態です!」とまたも場内アナウンス。そこですかさずナヲ(Dr)が「お前ら暴徒かぁ! 誰も祭りでケガしたくないよね?」と呼びかけるも、瞬殺のキラー・チューン「包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ 」でモッシュの嵐。再び「全員ケガしないで、死人出さずに楽しむのもロックなんですよ!」と諭した後で、「恋の街、八王子からタンポポの綿毛につかまってやって来ました」とファンシーな自己紹介で和ませた。一方、ダイスケはん(Vo)は、楽屋に配られたケータリングのお好み焼きのフタに「ブタ」と書いてあり「マキシマム ザ ホルモンって書くのが面倒くさいから“ブタ”って省略されたのかと思いました」と自虐ギャグで笑いをとったかと思えば「捨て身でかかってこいやーっ!」とオーディエンスを煽り、「ロッキンポ殺し」「恋のスウィート糞メリケン」とたたみ掛ける。
そしてマキモンのライヴではお馴染み、ナヲのレクチャーでステージと客席が一体化する“メンカタ、コッテリ、ヤッター!”へ。この日は「警備の人も今だけは参加してください! ちょっと、そこのメガネ!」と名指しにされた警備員も巻き込んで、会場を埋め尽くした8,000人で唱和。圧巻の一体感を作り上げ、ラストは「恋のメガラバ」で完全燃焼。ハイレベルな演奏とライヴ・パフォーマンスをたっぷりと見せ付けた。
<吉井和哉、瞬発力の高いステージングとサービス精神で魅了>
トリを飾ったのは、イエローモンキー時代から数えて約11年ぶりの学園祭出演となる吉井和哉。夏フェス出演時には、黒髪で黒い細身のスーツに身を包んでいたけれども、この日は数日前に染めたという金髪に、白いパンツ+赤いTシャツ+金色のシャツという、吉井和哉以外誰も似合うまいという出で立ち。しかもアイメイクをバッチリとキメ、ギラギラとした存在感を放ちまくっている。
「人それぞれのマイウェイ」「LIVING TIME」「HOLD ME TIGHT」と、最新アルバム『39108』の楽曲を続けざまに披露すると、青いハンカチをポケットから取り出して汗を拭い「ロック界のハンカチ王子、吉井和哉です。今日は本気で最高の学祭にしたいと思います。よろしく」と挨拶。そして、夏フェスでもひときわ熱い盛り上がりを見せた「WEEKENDER」では“今年一番の学祭になりそうです”と歌詞を変え、饒舌なMCだけでなく瞬発力の高いステージングとサービス精神で会場を沸かせた。また、「こんな中卒を見に来てくれて、どうもありがとう。学生さんも多いと思うので、中卒なりの考えをアコースティックで聴いてもらおうと思います」という言葉の後に「TALI」を演奏。間奏部分で「この世界に愛と平和を!」と叫んだ姿は、内燃する感情を昇華させているようでもあった。
ライヴ終盤にはイエローモンキーの「バラ色の日々」と「LOVE LOVE SHOW」も披露され、凄まじい盛り上がりの中で本編が終了。程なくして起こったアンコールに応えてステージに登場すると「人生にはいろんな卒業があります。学生の皆さんも、卒業するときに思い出してください」と語り、自らの生き様を噛み締めるような面持ちで、静かだけれども力強く「BELIEVE」を歌い上げた。
文●望木綾子
※後日追加のライヴ写真がアップされますので、このページを小まめにチェック!
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