竹仲絵里、8月29日SHIBUYA O-EASTライヴレポ

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メジャー・デビューから1年9ヵ月の時間をかけて、今年6月に1stフル・アルバム『ペルソナ』をリリースした竹仲絵里が、8月29日、SHIBUYA O-EASTにて初のワンマンツアーの初日公演を行なった。

『ペルソナ』収録曲を中心にしたこの日のセットリストは、インディーズ時代からプレイしてきた楽曲からごく最近作られたものまで、シンガー・ソングライターとしての竹仲絵里の歩みを記していた。瑞々しい感性とともに、決してブレることのない音楽的芯の強さを感じさせるものだった。

途中、ゲストで小林建樹が登場し、彼が楽曲提供した「二人の明日」とカーペンターズのカヴァー「I need to be in love」を披露。小林が奏でるピアノのメロディを全身で受け止めながら歌う竹中の姿は、敬愛の絆の深さを物語っていた。また、アンコールでは“さっきまでお台場でライヴしてました”と言ってコブクロの小渕健太郎が駆けつけ、共作曲した「サヨナラ サヨナラ」を静かに、熱くセッション。徐々に熱を帯びていく二人のハーモニーが会場を満たしていた。

そして2回目のアンコール。2002年7月7日に、この日と同じSHIBUYA O-EASTで行なった初ライヴのときと同じ衣装で登場し、照れくさそうに笑顔を浮かべながら客席を見渡すと、感動のあまり涙を流しているファンを見つけてもらい泣き。声を詰まらせながらも“自分を信じる勇気をもって頑張っていれば、夢はかないます”と自信に満ちた表情で語り、万感の想いを込めたであろう「ありがとう」を最後に歌い上げてステージを後にした。

文●望木綾子



▼『ペルソナ』全曲試聴できます
https://www.barks.jp/cdreview/?id=1000014974

■オフィシャル・サイト
http://www.usmusic.co.jp/takenaka/
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