＜RIJF2006＞ORANGE RANGE、初登場にして活気に溢れたライヴを披露

２日目のGRASS STAGEに、RIJFの総合プロデューサー、渋谷陽一氏に呼び込まれて１番に登場したのは、意外にも今年RIJF初登場となるORANGE RANGE。元気のいい彼らが姿を現すと、会場から歓声が沸く。朝イチのステージだというのに、会場はすでに人、人、人で溢れていた。

いきなり「チャンピオーネ」で会場のテンションを上げ、続いて「お願いセニョリータ」でオーディエンスのハートをガッチリ掴む。さすが多くのフェスに参加している彼らだけあって、客の掴み方を知っている。“夏男、夏女のための曲を用意してきました！”と言って演奏したのは「ロコローション」。“Ah、ah、なんかいい感じ♪”とゆる～い感じのメロディに合わせて、オーディエンスは体をクネクネと躍らせる。小さな男の子まで、音楽に合わせて体をクネクネ。そんなかわいい応援に応えるかのように「上海ハニー」を披露。ヒット・ナンバー満載のライヴで、すっかりオーディエンスを魅了していた。

ノリのいい曲が続く中、ふと静かに始まったのはORANGE RANGEの曲の中で唯一泣けるナンバー「花」。緩やかな風がHIROKIのやさしい歌声を運び、今まで大騒ぎしていたオーディエンスが、静かに聴き入る。その後はいつものレンジのライヴに戻って、アゲアゲのナンバーで畳み掛け、お馴染み「Twister」では、メンバーもオーディエンスも全員でタオルをぐるぐる回し、ぴょんぴょんと地面を蹴り上げて跳ねていた。

最後はもちろんオーディエンスが手拍子で盛り上げる中、メンバーとオーディエンスの距離をつなぐ「以心電信」で、会場を１つにし、締めくくった。初登場ながらも、堂々としたパフォーマンスと演奏でGRASS STAGEのトップバッターを飾った彼ら。朝からこれだけ多くの人を自分達の音楽に完全に引き込むとは、まさに、あっぱれ。

写真●TSUKASA／文●菅原麻紀

セットリスト＠＜ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006＞ GRASS STAGE 2006.8.5
１．チャンピオーネ
２．お願い!セニョリータ
３．UN ROCK STAR
４．ロコローション
５．上海ハニー
６．GOD69
７．U topia
８．花
９．キリキリマイ
10．TWISTER
11．以心電信

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006 特集
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