<RIJF2006>ひたちなかをラテン・サウンドで赤く染めたDragon Ash

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さっきまでギラギラと照りつけていた太陽が斜めに傾き出し、フェス1日目も終盤に差し掛かった頃、颯爽とGRASS STAGEに登場したのはDragon Ash。RIJF皆勤賞でありながら、毎年スタイルの違うパフォーマンスを見せてくれる彼らだけに、ライヴが始まる前からステージ前は多くのオーディエンスで賑わっていた。

ライヴは、1曲目からラテン風味たっぷりの「Los Lobos」で飛ばしていく。アコギを掻き鳴らしながら熱唱するKjは、オーディエンスに向かって「踊りまくれ!」と大声で煽り、それに応えるかのように空に向かって高くジャンプするオーディエンス。続いて「Crush the window」へ突入。爽快ビートとアップテンポなリズムが駆け巡り、オーディエンスもリズムに合わせて踊りまくる。目いっぱい楽しんでいるオーディエンスを見て、Kjも終始笑顔を浮かべながら力強い歌声を響かせていた。

そんなピースな雰囲気が漂うなか始まったのは「Life goes on」。穏やかなメロディに肩を揺らしながら手拍子で盛り上げるオーディエンス。サビでは会場全体で大合唱が起こるほど。そんな景色にKjも“ひたちなかのみんな、ありがとう♪”とメロディに乗せて応えていた。

“こんな見晴らしのいい場所にピッタリな曲を作ってきたので聴いて下さい!”と新曲「few lights till night」が披露される。涼しげなサウンドと、爽快なメロディが心地良い風を運んできてくれそうだ。その後、7月にリリースされた情熱的なラテン・チューン「Ivory」で空を赤く染めていくのを見届け、満足感を得ながら、LAKE STAGEのトリを飾るアーティストを観るため、会場を出た。

いつも期待を裏切らないDragon Ashの今回のライヴは、音楽への愛情とファンへの感謝の気持ちが溢れた、アグレッシヴで躍動感のあるステージであった。

写真●TSUKASA/文●菅原麻紀

セットリスト@<ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006> GRASS STAGE 2006.8.4
1.Los Lobos
2.Crush the window
3.Just I'll say
4.Palmas Rock feat.UZI-ONE
5.Life goes on
6.few lights till night
7.Ivory
8.Resound feat.HIDE 136
9.Loca Burnin' feat.Ainee
10.Fantasista
11.Viva la revolution

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2006 特集
https://www.barks.jp/feature/?id=1000025727
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