ミツミ、肉を通じて音を流す「肉伝導マイク」を開発

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ミツミ電機は、10月8日まで千葉・幕張メッセで開催されている電子関連展示会「CEATEC JAPAN 2005」の同社ブースにて「骨伝導」ならぬ「肉伝導」マイクを発表した。

肉伝導とは、その名の通り“肉”を通して音を伝える技術。会話時、口から出る声を口そのものではなく、耳のそばの皮膚でとらえる技術で、奈良先端科学技術大学院大学の中島淑貴氏が研究しているもの。体内を伝わる音をキャッチできるため、つぶやき程度の音もしっかりととらえることができるという。

人混みなど、周囲の騒音レベルが高いところでも体内を通る本人の声だけを拾えるため、ケータイにぴったりの集音技術といえるだろう。実際にこのマイクを搭載したケータイの開発は進められているということで、メーカーによれば2006年に製品レベルでの発表を予定しているとのこと。

問い合わせ先:ミツミ電機
http://www.mitsumi.co.jp/
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