東芝、世界最小の燃料電池を試作。60時間再生も可能!

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東芝は、世界最小となる小型燃料電池の試作機を開発し、ポータブルプレイヤーを利用した動作検証を行った。この試作ユニットは、10月4日から開催される「CEATEC JAPAN 2005」で展示される予定だ。

東芝が開発した燃料電池は、出力が100ミリワットと300ミリワットの2種類。100ミリワットの電池はFlashメモリ搭載プレイヤーに、300ミリワットの電池はハードディスク内蔵プレイヤーで利用されることを想定されているという。

燃料電池は、水素やメタノールなどの燃料を燃焼させず電気化学反応によって直接電気を取り出すもの。エネルギー効率が良く、環境にも優しいので注目されている。

試作された燃料電池は、100ミリワットのものが幅23mm×高さ75mm×厚さ10mm、大きな300ミリワットのものでも幅60mm×高さ75mm×厚さ10mmととても小さい。それでいて、対応するポータブルプレイヤーを100ミリワットの電池で約35時間、300ミリワットの電池で約60時間も連続再生させることができるという。

東芝では、2007年以降に燃料電池が本格的に普及すると考えており、燃料電池のテストを続けたいと述べている。

問い合わせ先:東芝
http://www.toshiba.co.jp/
ニュースリリース
http://www.toshiba.co.jp/about/press/2005_09/pr_j1601.htm
CEATEC JAPAN 2005公式サイト
http://www.ceatec.com/ja/2005/visitor/
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