音楽CD購入「この1年で減った」と4割が回答

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矢野経済研究所が発表した「音楽コンテンツに関する意識調査」の結果、この1年で音楽CDの購入や音楽番組の視聴頻度が減ったと回答した人が4割近くを占めることが分かった。

この調査は、日常的に音楽を聴いているとする2445人を対象に行ったもので、有効回答数は1076人、男女比率はほぼ50%。大きく変化したのはテレビなどの音楽番組の試聴時間で、40%の人が減ったと回答した。

音楽CDの購入は36.8%の人が減ったと答え、レンタルCDの利用頻度も29.6%の人が減ったと回答した。逆に、増えたものは「PCを使った音楽を管理編集」で、23%の人が増えたと答えている。

音楽を聞く機器は、「ミニコンポ・ラジカセなど」が最も多く、63.8%、意外に多いのが「カーオーディオ」の44.7%、、パソコンは健闘して3位(42.8%)となった。

ポータブルプレイヤー関連ではやはりMDプレイヤーが22.9%と最も多く、次いでCDプレイヤーの18%、Flashメモリプレイヤーの6.1%、iPodなどのハードディスクプレイヤーは5.8%。ケータイの4.1%とあまり変わらない結果となった。

ダウンロード販売サイトの利用経験者は15.8%。購入してはいないが、サイトを見たことがある人は23.2%だった。購入したことのあるサイトではソニーミュージックダイレクトの「bitmusic」が24.1%と多く、次に「着うたフル」の24.1%。「Yahoo!ミュージック」の18.2%、「mora」の15.9%と続く。

なお、ダウンロード販売サイトで気になる点としては、一番が「決済時の個人情報の漏えい」が36.5%、「価格が高い」が34.9%、「PCでしか再生できない」が31.5%。個人情報などセキュリティを重視する傾向が強くなると同時に、DRMによるコンテンツ制限を問題視しているという現状が明らかになった。

問い合わせ先:矢野経済研究所
http://www.yano.co.jp/
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