m:robe MR-100
電源を入れると、全面タッチパネルになっている正面の一部に、操作ボタンを示すマークが赤く浮かび上がってくるのは格好いい。独立としたボタンはなく、浮き出したマークに触れて操作するわけだ。同時に液晶パネルのバックライトも赤く点灯する。この赤と黒のコントラストは鮮烈だ。
このマークはプレイヤーの状態で機能が切り替わる。例えば、音楽を再生中に表示される縦ラインを上下になぞると音量を調整できるが、設定画面などを表示している時に同じラインをなぞると、画面表示が上下にスクロールする。適切な機能にマークが切り替わるため、ユーザーが操作を間違えにくいし、マーク自体も大きいので押し間違いもない。もちろんこのマークは光っていて、暗闇でも問題なく操作は行える。
タッチパネルで操作するプレイヤーで困ることは、ユーザーが意図しない動作開始によるバッテリー消費だ。カバンに入れている間、知らずにプレイヤーが再生を開始して、いざ聞こうと思ったらバッテリーが空っぽだった、というのは悲しい。MR-100ではホールドスイッチが用意されているので安心だ。
再生できる音楽フォーマットはMP3とWMA。DRM付きのWMAにも対応するので、ダウンロード販売サイトで購入した楽曲データの再生も可能だ。
付属品には、パソコンからのデータ転送および、充電ができるクレイドルが付属しているのもうれしい。直接USBケーブルでパソコンとつなぐこともできるが、置くだけでOKのクレイドルはスマートでいい。
目立つこと間違いなしの個性派プレイヤーである「MR-100」。ユニークで小型のポータブルプレイヤーを探しているなら、有力な候補になるだろう。
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