──そういう試行錯誤が楽曲のオリジナリティにつながってるんでしょうね。
ISSA:そうですね。固定観念にとらわれてないというか、自分達がカッコイイと思うものを集めたらこうなったって感じなので。ストリングスを入れたのもそうだし、パフォーマンスでいえば“KRUMP”だったり。ひとつのジャンルを専門でやってる人はその場所でしか動けないと思うけど、俺らはいろんな音楽が好きで、そこにいろんなヒントが転がってる。自分達がいいと思うものを突き詰めたら、それは絶対に新しいものになるっていう自信もあるしね、今は。
──なるほど。2曲目の「Still in my heart」も個性的ですよね。スパニッシュ・ギターとファットなビートの組み合わせも新鮮だし。これもKENさんの曲ですが。
KEN:曲のアイデアはISSAからもらってるんですけどね。最初から最後まで自分ひとりでやってるわけではなくて、“こういう曲が歌いたい”っていうISSAの発想が“種”になることも多いので。この曲を作った頃、ISSAがやたらとメールチェックしてたんですよ。そんな様子が歌詞に入ってたりします。
ISSA:ちょっとブロークン・ハートだったんですよ、そのとき。で、“携帯が友達”って感じになってて……。
KEN:暗いなあ。
ISSA:そんな光景をすぐ横で見てる人(←KEN)がいて、それが曲の内容につながってるんですよね。だから、リアルな気持ちで歌えるんだと思うし。
──なるほど。アジアン・フレイバー×ダンスホールレゲエって感じの「Bambism of Asia」も含め、セルフ・プロデュースのシステムがうまく機能している印象を受けました。
KEN:うん、楽しいですよ。今の状況を望んでいたわけだから……。
YUKINARI:(セルフ・プロデュースの)環境も整ってきたし、やりやすくなりましたね。楽曲を作る作業っていうのは、“より良いものを探る”って感じなんですよね。宝探しみたいな……。
KEN:宝探し、ですか。
ISSA:(その例えは)上手いような、上手くないような。
──(笑)。いずれにしてもスキルは上がってますよね。
KEN:うん、いい方向に向かってるとは思います。前はいろいろあったけどね。(YUKINARIが)データをセーブするのを忘れたり。
ISSA:あったね! “何の音を入れたか覚えてるのかよ!?”って。
YUKINARI:夢中になると、(セーブを)忘れちゃうんですよね。今はそんなことないですけど。
KEN:Macのモニターに貼ってるんですよ。“SAVE IT!”って書いた紙を(笑)。
取材・文●森 朋之
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