複雑な人間の思いを歌に…。社会的貢献も積極的なケイティにインタヴュー!

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旧ソ連のグルジア出身で波乱万丈な人生を過ごしたケイティ・メルア
シンガーとなりリリースした『コール・オフ・ザ・サーチ』は
彼女の1stアルバムにして、全英チャート第1位を6週獲得した大ヒット作だ。
この作品ではケイティが言うように、
「矛盾に満ちた気持ちを一つの行で要約しているのが好き」と
単純ではない、複雑な人間らしい思いを多く表現している。
シンガーとしての地位を確立したケイティだが、歌を通して社会的貢献も積極的だ。
NEW ALBUM


『コール・オフ・ザ・サーチ』
PYCE-5004 \2,200(tax in)
2005年4月6日発売


01. コール・オフ・ザ・ザーチ
02. クロウリング・アップ・ア・ヒル
03. ザ・クローゼスト・シング・トゥ・クレイジー
04. マイ・アフロディジアック・イズ・ユー
05. ラーニン・ザ・ブルース
06. ブレイム・イット・オン・ザ・ムーン
07. ベルファスト
08. アイ・シンク・イッツ・ゴーイング・トゥ・レイン・トゥデイ
09. モッキングバード・ソング
10. タイガー・イン・ザ・ナイト
11. ファラウェイ・ヴォイス
12. ライラック・ワイン
13. ディープ・パープル





ライヴ・スケジュール

"CALL OFF THE SEARCH"
Special Concert

2005年6月5日(日)
16:30開場、17:00開演
Bunkamuraオーチャードホール
*
指定S席¥6,000(税込)
指定A席¥5,500(税込)
[問]ディスクガレージ 03-5436-9600
※チケット一般発売:5/8(日)

オフィシャル・サイト

――イギリスで大ヒットしましたが、その理由はどうしてだと思いますか?

ケイティ・メルア(以下、ケイティ):わからない(笑)。メインストリームの音楽を作るつもりはなかったし。誰だって最初はノラ・ジョーンズやジェイミー・カラムがこんなに売れると思わなかったでしょ? ヒットチャートや流行に左右されない誠実な音楽を歌っていたのが良かったのかもしれないわ。

▲メッセージ・ビデオ到着!
――アルバムタイトルを『コール・オフ・ザ・サーチ』にした理由は?

ケイティ:アルバムを作った時に、いろいろな音楽スタイルを取り入れて実験をたくさんしたの。基本はアコースティック・サウンドというだけで、私の音楽にはフォークやジャズやブルースなど、いろいろなスタイルがミックスされている。それで最終的にこの12曲の組み合わせができた時、それがあまりにもしっくり来て完璧だったから、“これで私が求めていたスタイルを見つけたわ。探索はこれで終わりね(Call Off The Search)”と言ったことが由来なのよ。

――デビューして1年半ほど経ち、今アルバムを聴き直してみてどうですか?

ケイティ:赤ちゃんがよちよち歩きをしている感じね(笑)。ハーモニーを工夫したいとか、メロディを強くしたいとか、気になるところはたくさんある。でも、もう次のアルバムの準備に入っているから、楽しみにしていて。

――ところで、ケイティが生まれ育ったグルジアとはどんな国なの?

ケイティ:東欧の国よ。ソ連から1991年に独立したけど、自分たち独自の言葉を持っているし、ソ連とは全く違うわ。グルジアの人は接待好きで、食べたり歌ったりするパーティが大好き。経済的には恵まれていなくて生活レベルは低いけど、国の財産を大事にして、文化的なことに力を入れている国よ。1年半前に大統領が変わったから、徐々に生活環境は改善されていくんじゃないかしら。

――ケイティの父親は医者ですよね? 生活的には恵まれていたの?

ケイティ:イギリスや日本だと医者は裕福な生活をしているというイメージがあるかもしれないけど、グルジアは生活レベルが高くないので、医療費を払ってもらえなかったりして、医者も苦労する。それで父は国内では仕事がないから海外に行くようになったの。そんなに恵まれていたとは思わないわ。

――子供の頃は何になりたかったの?

ケイティ:美容師やお姫様になりたい一方で、政治家、歴史学者になりたかった(笑)。でも15歳くらいから音楽に凄く夢中になってしまったから、それからは裏方でもいいから音楽関係の仕事に付きたいと思っていたわ。


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