ケイティ・メルア、1日だけの来日公演実施
旧ソ連から独立したグルジアのシンガー、ケイティ・メルアが来日。6/5に東京渋谷のオーチャードホールにて、1日限りのライヴを行なった。
この日集まった観客は、年齢層さまざま。とはいえ土曜日の渋谷とはちょっと違う層だが、オーチャードホールという厳かな雰囲気の会場にふさわしい人が目立つ。そんな人たちに迎えられてケイティは、黒のノースリーブに、黒のロングスカート、こげ茶のスカーフを腰に巻き、エキゾティックないでたちでステージに現われた。
1曲目はケイティだけによるギターの弾き語り「Faraway Voice」でスタート。静かに幕を開けた。続いてバックメンバー(ギター、ドラム、ベース、ピアノ)が登場し、バンド形態へ。アルバムのタイトルにもなった「Call Off The Search」や「Crawling Up A Hill」などアルバムから披露。途中、日本語でも挨拶をし観客を沸かせた後、新曲をふんだんに織り交ぜて、彼女の穏やかな歌声で会場全体を包み込んだ。
スロー~ミドル・テンポの曲が中心だが、ケイティは、恋の歌はちょっと甘えるような鼻にかかった声で歌い、「Belfast」のような社会的な内容を入れ込んだ曲ではまっすぐステージを見据えて歌う。イギリスでは大ヒットアーティストではあるものの、まだ20歳そこそこであり、異国の地である日本で、ただただシンプルなバンドサウンド(しかもバンドメンバーはいぶし銀のベテランプレイヤーという雰囲気たっぷり)をバックに堂々と歌っている。そして浮ついたところがない。その潔さと、やはり幼少期から政治的に不安定な国で渡り歩いてきたというリアルな世界とそのなかで生きてきたゆるぎない強さから、包容力のあるシンガーだと感じさせたライヴだった。
アンコールを含め約20曲を披露し、幕を閉じたケイティ。2枚目のアルバムも間もなく届けてくれるということだ。
この日集まった観客は、年齢層さまざま。とはいえ土曜日の渋谷とはちょっと違う層だが、オーチャードホールという厳かな雰囲気の会場にふさわしい人が目立つ。そんな人たちに迎えられてケイティは、黒のノースリーブに、黒のロングスカート、こげ茶のスカーフを腰に巻き、エキゾティックないでたちでステージに現われた。
1曲目はケイティだけによるギターの弾き語り「Faraway Voice」でスタート。静かに幕を開けた。続いてバックメンバー(ギター、ドラム、ベース、ピアノ)が登場し、バンド形態へ。アルバムのタイトルにもなった「Call Off The Search」や「Crawling Up A Hill」などアルバムから披露。途中、日本語でも挨拶をし観客を沸かせた後、新曲をふんだんに織り交ぜて、彼女の穏やかな歌声で会場全体を包み込んだ。
スロー~ミドル・テンポの曲が中心だが、ケイティは、恋の歌はちょっと甘えるような鼻にかかった声で歌い、「Belfast」のような社会的な内容を入れ込んだ曲ではまっすぐステージを見据えて歌う。イギリスでは大ヒットアーティストではあるものの、まだ20歳そこそこであり、異国の地である日本で、ただただシンプルなバンドサウンド(しかもバンドメンバーはいぶし銀のベテランプレイヤーという雰囲気たっぷり)をバックに堂々と歌っている。そして浮ついたところがない。その潔さと、やはり幼少期から政治的に不安定な国で渡り歩いてきたというリアルな世界とそのなかで生きてきたゆるぎない強さから、包容力のあるシンガーだと感じさせたライヴだった。
アンコールを含め約20曲を披露し、幕を閉じたケイティ。2枚目のアルバムも間もなく届けてくれるということだ。