──ナターシャは、ふだんネットとかするの?
ナターシャ:あんまりしないかしら。もっぱらメールと、ファンページをチェックするくらいだわ。でも最近は、犬を飼おうと思っていて、犬のサイトをチェックしてるかな。ヨークシャテリアかパピヨンを飼おうかと思っていてね。
──もうどっちを飼うか決めた?
ナターシャ:ヨークシャテリアは絶対に飼うわ。余裕があればパピヨンかポメラニアンも欲しいな。
──なるほど。では、アルバム『セイヴ・ユア・キッス』が日本でもついに発売だね。感想は?
ナターシャ:日本って、どこかシュールな別世界っていうイメージだわ。そんなところでリリースできるなんて、とてもエキサイティングな気分よ。
──具体的にどんな内容の1枚なの?
ナターシャ:とてもキャッチーでハッピーな、イージーリスニング的要素の強い1枚だと思う。一度聴いたら、耳から離れないフレーズも多いからね。聴いてると、気分がよくなると思うわ。
──じゃあ、ナターシャ自身も気分よくレコーディングした感じ?
ナターシャ:長い期間をかけて作ったものだから、常にハッピーな気分で作ったというワケにはいかなかったわ。けど、スタジオでレコーディングできたことはいい経験になったし、完成したものを聴くととてもハッピーな気分になれる。
──サウンド的には、さすがエイス・オブ・ベイスをブレイクさせた人が手がけた1枚だけあって、独特のレゲエ+ユーロビートのキャッチ-な曲が多いような気がするんだけど。
ナターシャ:確かにアルバムは基本的にポップな感じよね。でも、それだけではない要素もあるわ。個人的には12曲目に収録されてるR&B調の「キャント・ターン・バック・タイム」という曲が好き。これが私の好みに一番近いサウンドよ。でも他の曲も歌ってて楽しかったけどね。
──歌い方で何か工夫したことは?
ナターシャ:歌詞をしっかり受け止めて、その世界に出てくる感情をできるだけリアルに表現しているつもり。ハッピーな曲のときは、エネルギーをいっぱいこめてハッピーな感じを出したし。悲しければ哀愁をこめて歌ったし。感情を精いっぱい入れて歌ったわ。
──じゃあ、歌詞はどんなことを歌ったものが多いの?
ナターシャ:ティーンの女の子から、もっとオトナの女性まで、誰もが日常的に感じることを歌った曲ばかりよ。恋愛についてはもちろん、誰もが人生のなかで立ち向かわなければならないような境遇をいかに乗り越えるかについて綴ったものもあるし。みんなに共感してもらえたらいいな。
──さて。現在すでに2ndアルバムの制作にとりかかっているんだって?
ナターシャ:そうよ。最近ドイツ・ベルリンに引っ越して、アルバムに入れる音を探している段階なの。次回はもっとR&B色の濃い感じにしようと思っていてね。例えばパーティ・チューンなら、もっとドラマティックな展開のあるものにしたりとか。ヒップホップ・チューンなら、クールなラップをフィーチャーした曲とか。私の趣味をより反映させた、誇りに思えるような内容にしたいと思うわ。
──今後どんなアーティストになりたい? また音楽を通してどういう女性に成長したいと思う?
ナターシャ:私ってもともと頑固者だったんだけど、ここ2年くらいその頑固さを忘れていたところがあるの。だから、これからはいい意味で頑固者になりたいな。協調性を持ちながらも自己主張ができる女性に。アーティストとしては、もっと声に磨きをかけて、素晴らしいシンガーになりたい。また、みんなが共感できる歌をいっぱい提供できるソングライターにもなりたいわね。
──さて。ナターシャはシンガーとしての活動以外に、ファッション・ブランド「LACOSTE」のイメージキャラクターにも抜擢されてるけど、それが音楽活動に影響する部分はある?
ナターシャ:もちろんよ! 世界各地に行って、LACOSTEの新作フレグランス「touch of pink」と同時に、自分のアルバムのプロモーションもできて、いろんな人々に出会える。すごく貴重な体験をさせてもらえていて、この出会いをぜひ音楽に反映させたいわね。
取材・文●松永尚久
|
『セイヴ・ユア・キッス(限定盤)』 Sony Music Japan International EICP-406 ¥2,100(tax in) 1 イントロ~ラヴィング・ユー・イズ・ノット・イージー(ウ・ラ・ラ) 2 レット・ミー・ショウ・ユー(ザ・ウェイ) 3 ヤング・ハーツ 4 ホワイ(ダズ・ユア・ラヴ・ハート・ソー・マッチ) 5 モア・アンド・モア 6 サンシャイン・アフター・レイン 7 イッツ・オーヴァー・ナウ 8 サドゥンリー 9 セイヴ・ユア・キッス・フォー・ミー 10 ホールド・ミー・クローサー 11 ヤング・アンド・ケアフリー 12 キャント・ターン・バック・タイム 13 ローラーコースター・ライド 14 モア・ザン・フレンズ
ナターシャのビデオ・インタヴューはこちら!!
直筆サイン入りブロマイド写真(応募締め切り:2005年4月30日)
●ナターシャ・トーマス オフィシャル・サイト(Sony Music Japan International)
|