エミネム、『Source』誌への訴訟を取り下げる

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エミネムがヒップホップ専門誌『Source』に対して起こしていた、誌面へのデモ曲の歌詞掲載に関する著作権侵害の訴訟を取り下げ、両者の法的な争いが終了したと、AllHipHop.comなどが報じている。

この訴訟は『Source』誌がエミネムが若い頃に作った黒人女性への差別的な表現が含まれるデモ曲を収録したCDを雑誌の付録として配布し、更に歌詞を誌面に載せていたことに対して起こした裁判であるが、既にエミネム側は裁判で著作権の所有者であることを認められており、13万1,000ドル(約1,380万円)を受け取っている。エミネムの弁護士は「裁判官は既に我々が著作権を持っているという判決を下しており、我々はこれ以上裁判を行なっても、訴訟自体の目的を失っている」と訴訟を取り下げた理由を語っている。

一方で『Source』の共同オーナーであるデイヴ・メイズ氏は「彼らは訴訟を取り下げることで、裁判で明らかになるエミネムの恥ずべき行ない(=黒人女性への差別的発言)が人目に曝されるのを避けることが出来る」と、今回のエミネム側の動きを分析している。また、訴訟が取り下げられたことで、『Source』側は自由にこのデモ曲を掲載することが出来ることになり、エミネム側と同様に勝利宣言を行なっている。

K.Omae, LA
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