m:robe MR-500i

ポスト



大きなカラー液晶が目立つMR-500i。画面はタッチパネルになっている


オリンパス


m:robe MR-500i


オープン(実勢価格:5万9800円前後)


オリンパス
Tel.0120-084-215
http://www.olympus.co.jp/


MR-500iに付いているデジタルカメラのレンズ。こうしてみるとポケットカメラにも見えるが、れっきとした携帯プレイヤーだ
オリンパスの「MR-500i」は、一見するとコンパクトカメラ?と思わせるようなデザインの携帯プレイヤーだ。正面には大きなカラー液晶パネルを搭載して、背面にはデジタルカメラのレンズが内蔵されている。音楽を聞くだけでなく、写真を見たり撮ったりできるマルチなプレイヤーなのだ。
カラー液晶はビッグな3.7型で、もちろん携帯プレイヤーとしても最大サイズ。写真を見れば、正面のほとんどが液晶という印象だ。白磁器をモチーフにデザインしたという艶のあるボディも高級感が抜群でうれしい。




操作ボタンは無く、すべて液晶に表示されるアイコンなどをタッチして行う
また、MR-500iのどこをみてもボタンらしきものが見あたらない。実は、カラー液晶がタッチパネルになっていて、画面に触れることで操作を行なうのだ。音楽を聞くならメイン画面で「MUSIC」アイコンにタッチすればいい。写真を見たり撮影したりする操作も、みんな画面に表示されたアイコンをタッチする。もちろん、音量の調整や曲のスキップも、すべて同じフィーリングだ。画面で見たままのアイコンや曲名をタッチするだけでいいので、操作に迷うことはないし、何より操作していて楽しい。ただし、人によっては指紋がべたべたと付いてしまうので、市販されている専用液晶保護シートを使用するといいだろう。



カラー液晶は大きい方がいい。内蔵のカメラで撮った写真を見たり、パソコンから転送した写真を見たりする時に見やすいし、綺麗に見える。内蔵のカメラの画素数は122万画素と、それほど高解像度ではないし、レンズは単焦点でストロボも無い……と、最新のデジタルカメラに比べればスペックでは負けるものの、MR-500iの本分はやはり音楽の再生だし、その辺の風景や友達を撮って大きい画面で楽しめるのはMR-500iならではだろう。
タッチパネルは使いやすく、表示解像度も640×480ドットと高い。色も鮮明でサイズも大きいから、撮影時にはイメージがつかみやすい。ちなみにシャッターボタンはついていないので、撮影のときも液晶画面にタッチしてシャッターを切る。この仕組みも実にユニークだ。また、再生中の曲のアルバムジャケットの画像を表示する機能もある。気に入ったアルバムのジャケットを見ながら音楽を聴くのは、なかなかオツなものだ。




イコライザーを表示してみた。このようにアイコンがカッコよく、つついていくだけで操作できるのは実に簡単だ
ぜひ紹介したいのが「リミックスキューブ」機能。これは、複数の写真データにいろいろな効果を付けながらつなぎ合わせて、好きな音楽データをBGMにしたスライドショーを作るもの。もちろん本体だけで作れるし、付属ソフトの「m:trip」でもOKだ。写真と音楽、画像の効果を選ぶだけで簡単に作れるのでオススメだ。手っ取り早く楽しみたいなら、写真や音楽をランダムに選んでくれる「自動設定」を選ぼう。お気に入りの音楽と自分の写真が、どんな風なスライドショーになるのか、ちょっとワクワクしてしまうぞ。
MR-500iは、携帯プレイヤーにデジタルカメラを付けただけの製品ではなく、大型のカラー液晶を活かして目と耳の両方で楽しめる製品だ。音楽だけでは物足りない、そんな欲張りなアナタにオススメしたい。





この記事をポスト

この記事の関連情報