──では今回は、ベスト・アルバムの発売のタイミングも考えつつ、言い方は悪いけれど、満を持しての活動休止って感じですかね。
サイモン:今の僕らは、ベスト盤を発表することでこれまでの活動をコンプリートしつつ、「カーテン・フォールズ」という曲で一度幕を下ろして、次に幕が上がるのを待ちたいと思える状況になったかな。次にカーテンが開くときのために、ちょっと休もうっていう状況が作れたと思う。
アントニー:しばらくは、それぞれがグループから離れて、個人として過ごすことになるね。日本にも来られなくなるから、ちょっと寂しいよね。
リー:僕は働くよ~! ただ、環境と内容を変えてね。一度、お互いの間に距離を持つことによって、また違うものが見えてくるんじゃないかな。休むことも大切だと思うからさ。
ダンカン:今後は僕らがいつ何をやってるのかっていうのもウェブサイトにアップデートできると思うから。チェックしてみてね。
(ここでリーがオナラ。みな苦悶の表情を浮かべて悶絶につき、中断)
リー:みんな、仕事しようぜ!(のほほんと)
──では仕切り直しで。それぞれ、2005年の抱負などを聞かせていただけますか?
リー:戦争のない年に。世界に平和が訪れてほしい。もう戦争はいいよ。中近東にも平和が訪れる年でありますように……。
サイモン:ソロ活動については、これまでできなかったことをいろいろやっていきたいな。ブルーとして活動している時は、ほかのメンバーへのリスペクトもあって、実現できないこともあったから。個人的には今、2本目の映画の撮影も進行中だし、マネージメント業にもさらに力を入れていくよ。
リー:それぞれのウェブサイトも立ち上がるから、チェックしてほしいな。僕も今、年明けのアップを目標に、自分のサイトをつくってるところ。2005年は、ブルーとしての活動はお休みになるけれど、メンバー同士は友人として、支え合っていくよ。僕らは音楽の活動がなければつながりが持てないなんていうグループじゃないんだ。それに活動休止はあくまでも休止で、再開を前提としているものだからね。気がついたらフェイドアウトしていた……なんてことはありえないから、心配しないでね。
アントニー:個人的には、娘と過ごす時間もとれそうだなって思ってる。その前に、ヨーロッパ・ツアーを成功させなきゃね。
12月4日に行なわれた<MTV COOL CHRISTMAS2004>でのブルーのステージは、圧巻とも言える素晴らしい内容だった。グループ全体が、日々スケール・アップしていることもうかがえ、今この時期に、活動をストップしてしまうのは、ちょっともったいないような気持ちにもさせられた。しかし、すべては4人が選んだこと。3月のUK&ヨーロッパ・ツアー終了後は、グループを離れて、一個人としてのトライアルに挑むことになる。今後たくさんの失敗と成功で得たものを、再びブルーとしての活動にフィードバックしてくれる日を、今から心待ちにしたいと思う。
取材・文●菊池陽子
<MTV COOL CHRISTMAS2004>ライヴ・リポートはPart.4へどうぞ
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「カーテン・フォールズ」 東芝EMI VJCP-12181 \1,000(tax in) 1. カーテン・フォールズ 2. ロング・タイム 3. トゥー・クロース-Blacksmith R&B Club Rub 4. Best Of Blueメドレー(PITP)
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●ブルー オフィシャル・サイト(東芝EMI)
●Blue Official Site(英語)
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