──でもそれが自分を通して生まれてきた楽曲となると、自信が持って出せると。
大塚:ええ。で、この作品を作ってるのは誰だ?っていわれたら“私です”っていうぐらいで(微笑)。
──楽曲は派手に支持されても、それを作ってる自分は地味な存在でいいと。
大塚:そうです、そうです。だから、職人さんに近い感情なんですよ。たぶん。
──最後の「フレンズ」とか、主人公がちょっと弱めの自分を垣間見せてる部分もあるじゃないですか? 職人とはいえ、そういうとこは大塚さん自身の性格がにじみ出ちゃったりしてるところでもあるんじゃないですか?
大塚:もちろん知らず知らずにパーソナルな部分が出ちゃってる部分もあるし。そういうところは嘘ではないですね。
──この曲はピアノとストリングスのアレンジといい、最後のリフレインだけ地声になる部分といい、映画のクライマックスシーンを見ているようなサウンド感もよかったですね。
大塚:ありがとうございます(微笑)。この曲は友達っていうその独特のあまり歩み寄りすぎないし、遠すぎずっていう。その微妙な信頼関係を描いた歌です。
──さて、今年の大塚 愛、この1年の活動を振り返ってどうですか?
大塚:初体験尽くしの1年でした。ええ(笑)。でもね、アレンジャーを始め、わたしの周りにいる人の話とか聞いてると、わたしの過ごした1年間ももちろんすっごい普通では体験できないことなんですけど、フツーに生活しててもこんなにもすごい体験してるんだって人がたくさんいるので(笑)。不思議なようでフツーかなと思いますけど。
取材・文●東條祥恵
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