<SUMMER SONIC 2004>異彩を放ちながらも観客の心を掴んだ氣志團

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一日目の正午前に登場したのは地元千葉県木更津市出身、氣志團。洋楽ロック・ファン中心のSUMMER SONICでどのようなステージになるのか気になっていたが、いつものようにコンプレックスの「Be My Baby」がSEで流れるとアリーナも一気に沸き上がり、まずは例の如く「アンドロメダの先輩」でアオる。綾小路團長のいつも以上に熱の入ったMCで観客を味方につけると「ゴッド・スピード・ユー!」「恋人」などライヴ映えする曲を続け、新曲「族」を披露。そして「One Night Carnival」の頃には隠れキッシーズも、初めて氣志團を体験する若人も巻き込んで踊りまくり!

シメは“もっともっともっと、みんなで日本を良くしていこうぜー!”というMCの通り「スウィンギン・ニッポン」。これまたみんなで踊りまくりの大団円で、短いながらも氣志團のエッセンスが凝縮されたステージングだった。明らかに色目で見ていたオーディエンスをも一気に自分たちの世界へと引き込んでいくキャッチーなサウンド、そして團長の熱い思いを伝えるMCで、ロック・フェスとしては理想的なステージだった。少し疲れ気味だった團長の姿が気になったが、確実に多くの一見さんたちをロックしたはずだ。

8/7@千葉マリンスタジアム
<セットリスト>
1. アンドロメダの先輩
2. ゴッド・スピード・ユー!
3. 恋人
4. 族
5. One Night Carnival
6. スウィンギン・ニッポン

text/Hatch Azz
photo (C)SUMMER SONIC
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